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特集

DISCOGRAPHIC BUCK-TICK

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2012年09月19日 18:01

更新: 2012年09月19日 18:01

ソース: bounce 348号(2012年9月25日発行)

文/土田真弓



BUCK-TICKを知るための8枚



『SEXUAL×××××!』 ビクター(1987)

メジャーからの初作は、“EMPTY GIRL”や表題曲に代表されるニューウェイヴィーなギター×ビート・ロックのナンバーが中心のポップな作り。そのなかで、センシティヴなミディアム“ILLUSION”、や、重厚なリズムとエスニックなリフがリードする“HYPER LOVE”が良い差し色に。

 

『TABOO』 ビクター(1989)

ダークウェイヴ色を強め、2年後に訪れる自己革命の助走を開始した3作目。鋭利なギターが警鐘を鳴らすポスト・パンク・ナンバー“ICONOCLASM”がお茶の間レヴェルで轟いた衝撃は、初のオリコン1位を導いた。ジャケが4AD的な次作『悪の華』にも、この路線は継続。

 

『狂った太陽』 ビクター(1991)

櫻井と今井が〈転機〉と評する5作目。母親の死を機に生々しい心情を吐露しはじめた詞と、エンジニア・比留間整との出会いで開眼したアレンジへのこだわり。加えてテクノやインダストリアルといった電子要素の導入など、音楽性の幅を広げたトピックがてんこ盛りだ。

 

『殺シノ調ベ This is NOT Greatest Hits』 ビクター(1992)

〈作品ごとに振り切る〉という流儀はここから始まった? 『狂った太陽』以降の手法によるセルフ・カヴァー集だが、デジタル要素も交えた攻めのアレンジと選曲の妙で、トータル・アルバムとしても十分機能。公式にオリジナル作として数えられているのもそれゆえだろう。

 

『Six/Nine』 ビクター(1995)

70分超をホラーまがいのダークネスで覆った大作。ゴスなヘヴィー・ロック~金属的な不協和音~不穏なアンビエンスが旺盛な実験精神の元で並んでいる。初出時はコーランの一節を引用し回収、改訂版でタブラ+電子ビート中心となった“楽園”の謎エスノぶりが凄い。

 

『ONE LIFE, ONE DEATH』 ARIOLA JAPAN(2000)

バンド感を取り戻しつつ、唯一マーキュリーに残した前作で提示した、打ち込みメインの無機質さも残した11作目。アッパーなロッキン・ダンス曲から、初期作品を思わせる耽美なギター・サウンドに同期を加えた楽曲まで、アヴァンさとキャッチーさが同居した仕上がりだ。

 

『十三階は月光』 ARIOLA JAPAN(2005)

対となった2作品とソロ活動を経て放たれたのは〈ゴシック〉がテーマのコンセプト作で、ここから主軸をバンド・サウンドへ移行。ジョン・ケージばりのインタールード“13秒”などを挿んで儀式めいた物語はスリリングに進み、壮麗なデジ・ロック・オペラ“夢魔”で最高潮へ。

 

『RAZZLE DAZZLE』 ARIOLA JAPAN(2010)

宇野亜喜良によるジャケも麗しい本作は、映画「シカゴ」のサントラから命名。ド派手なホーンとキメまくりのブレイクでショウの幕開けを告げる表題曲から、80s風味のシンセ・サウンドやラテン・ビートを敷いた楽曲まで、どこかシアトリカルでフィジカルなナンバーが満載だ。

 

OTHERDISCOGRAPHIC

ALBUM
『HURRY UP MODE』
(1987)
『SEVENTH HEAVEN』(1988)
『悪の華』(1990)
『darker than darkness -style 93-』(1993)
『COSMOS』(1996)
『SEXY STREAM LINER』(1997)
『極東 I LOVE YOU』(2002)
『Mona Lisa OVERDRIVE』(2003)
『天使のリボルバー』(2007)
『memento mori』(2009)

MINI ALBUM
『ROMANESQUE』
(1988)

REMIX ALBUM
『シェイプレス』
(1994)...and more!



インタビュー