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特集

FEELING OF GAZE――単にシューゲイザーの繰り返しじゃない、ニューゲイザー勢の個性

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2012年05月23日 17:58

更新: 2012年05月23日 17:58

ソース: bounce 344号(2012年5月25日発行号)

文/青木正之

 

90年代の到来と共に沈静化したシューゲイザーの狂騒。しかしその影響はひっそりとしてはいたものの、着実に新しい芽が育つ土壌を耕していたようで、2000年代に入ってから、さまざまなテクスチャーを内包した新世代が続々と登場することになります。それがニューゲイザーと呼ばれるバンドたち。その核となったのが、メリハリの効いたメロディーと演奏で、シューゲイズというよりはガールズ・ポップな色合いが強いアソビ・セクスと、ダイナミズム溢れるポスト・ロック路線のアミューズメント・パークス・オン・ファイア。この2組の登場がシーンの活性化を促し、テン年代はより加速。

ガレージ・テイストで甘美なポップを奏でるペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートや、神秘性を秘めたドリーミー・ポップを漂わせるスクール・オブ・セヴン・ベルズがバンドの最高傑作ともいえる作品をリリース。加えて新人に目を向けると、マイブラとジザメリの融合と形容されるリンゴ・デススターであったり、甘酸っぱいネオアコ・フレイヴァーたっぷりのエックスラヴァーズ、ダークかつローファイな音像と気だるい女性ヴォーカルがゆらめくトレイラー・トラッシュ・トレイシーズらのデビュー・アルバムが話題になったことも大きなポイントでした。シューゲイザーという言葉で十把一絡げにするには惜しい個性的なバンドの登場は、今後シーンを一層の成熟へと向かわせることになりそうです。

 

▼関連作品を紹介。

左上から、アソビ・セクスの2011年作『Fluorescene』(Polyvinyl)、アミューズメント・パークス・オン・ファイアの2010年作『Road Eyes』(Pavillion Of The Dead)、ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートの2011年作『Belong』(Slumberland)、スクール・オブ・セヴン・ベルズの2012年作『Ghostory』(Vagrant)、エックスラヴァーズの2012年作『Moth』(Young & Lost Club)、トレイラー・トラッシュ・トレイシーズの2012年作『Ester』(Double Six)

 

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