POP GUIDE 4 STEPPIN'(2)
KELIS 『Flesh Tone』 Will.I.Am/Interscope(2010)
ウィル・アイ・アムのレーベルに移籍して発表されたアルバムは、デヴィッド・ゲッタをはじめ、ボーイズ・ノイズ、バーンズ、ベニー・ベナッシといったハウス界の要人が集結したダンス・オリエンテッドな作品に。主役の奇抜なキャラとスペイシーなサウンドで個性爆発。*青木
PITBULL 『Planet Pit』 Mr. 305/Pologround/J(2011)
マイアミの猛犬が満を持して自身の作品を……って、デヴィッド・ゲッタ、マックス・マーティン、Drルーク、レッドワンらを制作陣に揃えた反則盤! T・ペインを迎えた“Hey Baby”を筆頭に、息つく暇もないアルバム全編ピークタイムという驚異的な内容に唖然。*青木
RIHANNA 『Loud』 SRP/Def Jam(2010)
ダンス・ミュージックの意匠を多面的に活かした昂揚感たっぷりのアルバム。スターゲイトによるトランス曲“Only Girl(In The World)”、ニッキー・ミナージュとのオリエンタルなベース・チューンほか、進化系ポップ・ミュージックの見本市とも言える仕上がりです。*青木
DIDDY: DIRTY MONEY 『Last Train To Paris』 Bad Boy/Interscope(2010)
ディディさんと美女2名の新ユニットが満を持して放った一撃。アーバン方面からは評判の芳しくなかった一枚ですが、逆にダンス・ポップ好きには別のフックが容易に見つかるはず。リル・ウェインをフィーチャーした“Strobe Lights”など、キャッチーな佳曲が多いんです。*出嶌
ROBYN 『Body Talk』 Konichiwa/Island(2010)
スウェーデンの個性派アーティストが同名ミニ・アルバム2枚からの音源に新曲を加えた特盛ハイパー・ポップな充実作です。相棒のクラス・アーランドを中心に、ジャケのイメージまんまのエレポップから太いエレクトロ・ハウス、スヌープのプロデュース曲、ディプロのダブまで最高! *出嶌
KAT DELUNA 『Inside Out』 Manhattan/LEXINGTON(2011)
ドミニカの歌姫もレッドワンらの手腕を借りて、現代的で豪奢なサウンドを獲得。トランスからウォブリーなダブステップへと移行する“Dancing Tonight”、“Sex On The Beach”ネタのトランス・チューン“Boom Boom(Tequila)”など、アッパーな曲の出来が素晴らしすぎる! *青木
LMFAO 『Sorry For Party Rocking』 Party Rock/Will.I.Am /Cherrytree/Interscope(2011)
世界中でNo.1ヒットになった“Party Rock Anthem”を引っ提げて、お祭りクトロ・ホップ全開なタイトル通りのパーティー・ロッキン盤。カルヴィン・ハリスやグーンロックも伴ったアッパーな大騒ぎは季節の変わり目もブチ抜きそうな勢いです。*出嶌
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