POP GUIDE 4 STEPPIN'(1)
DAVID GUETTA 『One More Love』 Virgin/EMI Music Japan(2010)
『One Love』をリパッケージした2枚組……ですが、日本盤は新録パートにあたるDisc-2を単品で出すという親切設計! ビキビキした音に映えるリアーナとの新曲“Who's That Chick?”や、アフロジャックやリル・ジョン、エッグとの合体劇など、オリジナル作として楽しめます。*出嶌
THE BLACK EYED PEAS 『The Beginning』 Interscope(2010)
みずからがエレクトロの化身となることで、アーバン・シーンの電化を促してきたBEP。本作では彼らの出自であるヒップホップの要素が面影程度になり、より尖った方向へともはや独走状態。しかしどんな変化があっても彼らのパーティー・ヴァイブは健在でアゲまくり! ゲッタも当然参加。*青木
CHRIS BROWN 『F.A.M.E.』 Jive(2011)
全方位的なポテンシャルを見せつけた前線復帰作にして傑作。この特集的には、DJフランクEの手掛けたアッパーなトランス・ポップ“Yeah 3x”、ベニー・ベナッシらしい浮遊感たっぷりなハウス“Beautiful People”に注目。かつて“Forever”でこの手の流行に先鞭をつけた彼だけにノリが抜群なのは当然! *出嶌
FLO RIDA 『Only One Flo Part 1』 Poe Boy/Atlantic(2010)
フロウ・ライダーの滑らかで耳触りの良いフロウが冴え渡る、爽快アーバン・ポップが満載された痛快作。デヴィッド・ゲッタとの“Club Can't Handle Me”なんて家でもハンズアップしたくなる気持ち良さ。ハウス好きにはアクスウェル参加曲も聴き逃せないよ! *青木
USHER 『Versus』 LaFace/Jive(2010)
ゲッタの新作にも招かれた皇帝がダンス・ポップの潮流に本格参戦したのはここから。目玉の“DJ Got Us Fallin' In Love”は、数々のヒットをチャートに送り込んできたポップ職人、マックス・マーティンとの初合体曲。客演のピットブルが注入するエナジーも相まって、そのダンスっぷりが痛快だ。*青木
BENNY BENASSI 『Electroman』 Ultra(2011)
これはデヴィッド・ゲッタ超えでしょう! 〈この人、こんなに大物だった!?〉と思わせるゲストには、ブラック・アイド・ピーズやクリス・ブラウンらUSシーンのビッグネームがズラリ。ベナッシお得意のバンギンなトラックと合体し、電化アーバン・ポップ祭りを繰り広げています! *青木
SWEDISH HOUSE MAFIA 『Until One』 Virgin(2010)
セバスチャン・イングロッソ、アクスウェル、スティーヴ・アンジェロの最強ハウス集団によるミックス仕立てのゴージャスなブチ上がり盤。タイニー・テンパーをフィーチャーした“Miami 2 Ibiza”などの自己ヒットやソロ曲に、ハウス古典も混ぜ込んで美しい流れを形成、昂揚に次ぐ昂揚で昇天です。*出嶌
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