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特集

ゆるふわ談話(1)――70s後半~80s前半のUKな傾向?

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2011年07月06日 18:01

ソース: bounce 333号 (2011年6月25日発行)

ゆるふわ談話/加藤直子、土田真弓、山西絵美

 

70s後半~80s前半のUKな傾向?

 

加藤「また来たね、この季節が。年々フェス・シーズンを迎えるスパンが短くなってる気がするよ」

山西「歳だね」

土田「体力的にもね~……。長丁場とか炎天下とか山道とか年々しんどくなってるわ」

加藤「ですな~。今年の〈フジロック〉3日間、持つかな~……」

山西「なんか初っ端からババア話するのやめない?」

加藤「しかし観たいものはいっぱいだよ!」

土田「ひとまず全体のフェスの傾向としては……」

山西「いつも通りかな~(笑)。どれもフェスのカラーが固まってるからそれはそれでいいんじゃないかと」

加藤「じゃあ、〈これ出るんだ~!〉みたいなのはある?」

土田「〈フジロック〉だったら、アフリカン・ヘッド・チャージかな」

山西「リー・ペリーも同じ日に出るんだ!」

土田「On-Uが30周年で最近関連作もいっぱい出たし、アフリカン・ヘッド・チャージも新作出したばっかりだもんね」

山西「アフリカン・ヘッド・チャージって〈フジロック〉初めてなんだっけ?」

土田「そうだと思う」

山西「エイドリアン・シャーウッドが毎年のように来るから、出たことあるような気がしてた(笑)」

加藤「〈サマソニ〉にはポップ・グループも出るし、今年の2大フェスはなにげにOn-U祭なんだね。ていうか、再結成したビッグ・オーディオ・ダイナマイトは〈フジロック〉に出るし、パブリック・イメージ・リミテッドは〈サマソニ〉に出る……そこはかとなく70年代後半~80年代初頭のUKの匂いが漂ってるよ」

土田「確かに。何となく今年の傾向ってことなのかな」

山西「〈フジロック〉のヘッドライナーまわりは完全にアダルト向けに振り切れてるね。コールドプレイにフェイセズ、ケミカル・ブラザーズ……YMOなんてもう恐れ多いわ。ついでに観ちゃってスミマセン!みたいな」

土田「ハハハ。フェイセズもそんな感じだよね。これは最初で最後かもしれないから観ておきたいな」

加藤「フムフム。〈WHITE STAGE〉のトリで出るインキュバスは、来日自体かなり久しぶりじゃない?」

山西「アルバムがもうすぐ出るしね、いいタイミングだよ」

加藤「地味に好きなんだよね、ブランドン。なんかエロいから……フフ。あ、そういえば、スカパラは8月に出るニュー・アルバムの曲でアンジェロと……」

山西「は? アンジェロってフィッシュボーンの?」

加藤「は!? 知らないの?」

山西「知らないって何が?」

加藤「アンジェロとコラボしてるの」

山西「えー! 知らなかった!!」

加藤「あんだけ好きって言ってたのに、こんなビッグニュースを知らないとは」

土田「その愛しのアンジェロがサプライズで登場したり!?」

山西「それヤバイでしょ。去年フィッシュボーンで〈フジロック〉に出たけど、今年も期待したいな~(編集部注:あくまで個人的な希望です)」

 

▼関連盤を紹介。

左から、リー“スクラッチ”ペリーの2011年作『Rise Again』(MOD)、コールドプレイの2008年作『Viva La Vida』(Parlophone)、東京スカパラダイスオーケストラの2011年のミニ・アルバム『HEROES』(cutting edge)

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