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特集

THIS IS SOMETHING FOR THE RADIO――(2)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2011年06月01日 17:59

ソース: bounce 332号 (2011年5月25日発行)

選・文/高橋芳朗

 

CHUCK BERRY “Maybelline”

“Day Dream”からはボ・ディドリーのシャッフル・ビートやレイ・チャールズ得意のカントリー&ウェスタン調ダンス曲の影響も窺えるが、やはり真っ先に思い浮かぶのはチャック・ベリー。彼一流の軽妙洒脱なロックンロールが味わえる“Maybelline”は、映画「キャデラック・レコード」のサントラでモス・デフがカヴァーしたことでもお馴染み。

MARVIN GAYE “How Sweet It Is (To Be Loved By You)”

前作『The Way I See It』の“Never Give You Up”に引き続き、“Moving Down The Line”でふたたびマーヴィン・ゲイにリスペクトを示すラファエル。今回はニュー・ソウル期ではなくノーザン・ソウル期のマーヴィンにスポットを当て、H=D=H流儀のビートに乗せてあのジェントリーでデリケートなヴォーカルにチャレンジしている。

STEVIE WONDER “For Once In My Life”

心地良いギター・リフで幕を開ける“Just Don't”は、60年代後半のスティーヴィー作品をモチーフにしている可能性大。『For Once In My Life』『My Cherie Amour』『Signed, Sealed & Delivered』の3枚を聴けば、同じようなタイプの曲をいくつか見つけられるはず。アルバムを締め括る“The Answer”もスティーヴィー的?

THE CHARMELS “As Long As I've Got You”

アルバム中でもひときわ異彩を放つ、いなたくも妖しいサザン・ソウル“Good Man”。70年代ソープ・オペラ風のPVも素晴らしいこの曲は、ウータン・クラン“C.R.E.A.M.”のネタとして知られるチャーメルズ“As Long As I've Got You”など、60年代後半のダークで混沌としたスタックス・サウンドを想起させる。

EL MICHELS AFFAIR “Glaciers Of Ice”

“Good Man”のプロダクションは、これまでダップトーン/トゥルース&ソウルが試みてきたメンフィス・ソウル解釈に通じるところがある。とりわけエル・ミシェルズ・アフェアのウータンやアイザック・ヘイズのカヴァー集、ジェイ・Zやキッド・カディも引用したメナハン・ストリート・バンド作品は、音質からしてそっくり。

 

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