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耳で聴いたピープル・トゥリー――(1)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2011年05月18日 17:59

更新: 2011年05月23日 19:02

ソース: bounce 332号 (2011年5月25日発行)

文/轟ひろみ、出嶌孝次、山西絵美

 

ジェニファー・ロペスをめぐる音楽の果実は、ここに一本のトゥリーを生んだ

 

1  SELENA 『Dreaming Of You』 EMI Latin(1995)

グロリア・エステファンのほうが目標としては近いのかもしれませんが……この最初で最後の英語詞アルバムを遺し、クロスオーヴァーな成功の目前で命を奪われた歌姫の悲劇が映画「セレナ」として描かれなければ、その後のJ.Lo物語はなかったはず。しかし、J.Loよりもセレーナのほうが若かったんですね……。*出嶌

2  MARIAH CAREY 『The Emancipation Of Mimi』 Island(2005)

トミー・モトーラが元妻である彼女のメソッドを応用してJ.Lo(とジェシカ)を売り出したのはあきらか。結果的にミミの再生はLA・リードの援護した本作で達成されるのですが、そのLAの導きでアイランド入りしたのがJ.Lo。とはいえソニー入りの噂されるLAを追ってミミの移籍説もあり……どうも相性が悪いのかも。*出嶌

3  MARC ANTHONY 『Amar Sin Mentiras』 Sony Latin(2004)

J.Loの処女作にて“No Me Amos”をデュエットし、それきりかと思っていたらウラでは動いていた彼。交際が公になる前に登場した本作では“Escapemonos”=〈Let's Escape〉なんて曲をデュエットしています。この後のマークは奥様からエスケープしてしまうのですが、J.Loとは……なんて余計なお世話ですね。*轟

4  倖田來未 『TRICK』 rhythm zone(2009)

海外セレブへの憧れをまっすぐ表に出してきた倖田さん。本作収録の“TABOO”のPVは“Do It Well”風だし、“show girl”も……。そういえば“All I Have”で着用していたファーコートや“I'm Real”でのフーディーも、すぐに採り入れていましたっけ。ちなみに、愛用の香水はJ.Loブランドだとか。微笑ましいですね。*山西

5  VARIOUS ARTISTS 『Summer Luv Party In Jamaica』 ビクター

シャーリー・マードック“As We Lay”使いの心地良いミディアム“Hold You Down”をシンセびゅんびゅんのアゲなダンスホールにカスタムしたのは、覆面ユニットのカイザー・ソゼII。バウンティ・キラー番長も大張り切りで登場し、J.Lo役のアンディを置き去りにしている感じが笑える2006年の珍カヴァーです。*山西

6  PUFF DADDY 『Forever』 Bad Boy(1999)

ディディとメイスがタコ踊りする“Been Around The World”(97年)のPVに女優としてJ.Loが起用されたのがきっかけ? 交際の絶頂期に出た本作には、クレジットはないもののJ.Loが声を挿入しています。ブラック・ロブ“Spanish Fly”への客演も良かったし、よく考えると凄すぎる大物カップルですね。*轟

7  THALIA 『Thalia』 Virgin(2003)

トミー・モトーラの奥様として脚光を浴びたメキシコのシンガーですが、こちらの英詞盤ではモトーラに頼まれたコリー・ルーニーが“I Want You”をプロデュース! 客演はファット・ジョー! モロにJ.Lo! そのお返し(とは?)に『Como Ama Una Mujer』ではタリアが“Me Haces Falta”を書いています。*出嶌

8  SHAKIRA 『Sale El Sol』 Sony Latin(2010)

ラティーナのプリップリしたお尻は日本人にとって憧れの的でありますが、両者はその代表選手と言えるでしょう。肉付きの良さと曲線の美しさで勝るJ.Lo、一方そのへんを〈Waka Waka〉ダンスでも証明済みの動き(キレのあるシェイク!)でカヴァーするシャキーラ――美尻女王を巡る熾烈な戦いはまだまだ続きます。*山西

 

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