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全曲解説(1)――『電気グルーヴのゴールデンヒッツ~Due To Contract』

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2011年04月06日 18:01

更新: 2011年04月06日 18:24

文/澤田大輔、土田真弓

 

1. “N.O.” (93年)

ニュー・オーダーの略とされるタイトルや〈学校ないし/家庭もないし~♪〉というサビがあまりにも有名な、『662 BPM BY DG』からの再編曲。サンバ調のリズムを基盤とした爽やかなシンセ・ポップに乗せて、卓球が黄昏た心情を朗々と歌い上げている。ケンイシイが、自身名義としては初のリミックスを提供。*土田

 

2. “富士山” (93年)

暑苦しく(誉め言葉)リフレインされる會田茂一のガレージなサーフ・ギターと和太鼓風のリムショット、そして応援団の如き〈ふ・じ・さん!〉といった掛け声(?)が交錯しまくるアッパー・チューン。ナンセンスさの極北を地で行くようなこの曲を手掛けたのは、もちろん瀧。*土田

 

3. “虹/Niji(A DAY IN JAPAN Version)” (94年)

元は10分以上に及ぶ長尺曲を短縮し、5作目『DRAGON』よりシングル・カット。ドイツのMFSからもリリースされ、電気が海外へ進出するきっかけにもなったロマンティック・ソング。流麗な電子音と五島良子のエンジェリック・ヴォイスが、スピリチュアルな浮遊感と静かな昂揚感を増長する。*土田

 

4. “誰だ! (Radio Edit)” (96年)

6作目『ORANGE』からのシングル曲は、エキセントリックな高速ビートがひた走るなかで卓球と瀧が〈誰だ!〉とキレ気味に問いかけ続ける、テンション重視のエレクトリック・ハードコア。カップリングには、オランダ・テクノ界で複数名義を操るグルーヴヤードのリミックスが。シークレット・シネマとしては〈WIRE〉にも招聘されている。*土田

 

5. “Shangri-La(Y.Sunahara 2009 Remodel)” (97年)

それまでのオモシロ路線を払拭するようにリリースされた歌謡ディスコ・ナンバーで、電気史上では最大のヒットを記録。多くのアーティストにカヴァーされている代表曲だが、ベブ・シルヴェッティによるサルソウル・クラシック“Spring Rain”のサンプリングを提案したのは砂原良徳。今回収録されているのは、その砂原による2009年の再構築ヴァージョン。*土田

 

6. “ポケット カウボーイ(Single Edit)” (97年)

97年作『A』収録曲で、さくらももこ原作のアニメ「コジコジ」のエンディング曲に起用されたことでシングル化。黎明期のTVゲームを思わせる電子音で全編が構成されており、そのチープ極まりない響きがノスタルジーを醸し出す。シングルには80sエレクトロ再興を先導したDMXクルーによるリミックスも収録。*澤田

 

7. “FLASHBACK DISCO” (99年)

砂原良徳の脱退後、初めてリリースされた楽曲。当時の卓球ソロと足並みを揃えるかのように、フロア仕様のエレクトロ・ディスコが直球で展開されている。そのサウンドは、後に同曲のリミックスを手掛ける(シングル“Nothing's Gonna Change”収録)KAGAMIの終始アッパーな作風とシンクロしているような。*澤田

 

8. “Nothing's Gonna Change(Short)” (99年)

“新幹線”“虹”に参加した五島良子を三たびヴォーカルにフィーチャーした、美しくもメランコリックなダンス・トラック。イビザ・クラシックスばりの強烈なトランス感に圧倒される。海外版のシングルには、ドイツのレクシー&K・ポールによるオールドスクール・エレクトロなビートを採り込んだリミックスを収録。*澤田

 

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