偏見から脱してきたカントリー
テイラー・スウィフトが日本でも大きな支持を集めた成果か、いまの〈カントリー〉はいわゆるカントリー&ウェスタンに端を発するジャンル名じゃなく、ある層に向けた現代アメリカン・ポップの中核にあるような(ある意味〈J-Pop〉という呼称の大らかさにも近い)大ざっぱなカテゴリー名だという事実もようやく浸透してきた。サウンドの傾向をゆっくり変化させながら2010年も安定作が届けられていたわけで、今後もオーセンティックなポップス~ロック好きは要注目でしょう。
▼関連盤を紹介。
左から、レディ・アンテベラム『Need You Now』(Capitol Nashville)、バンド・ペリー『The Band Perry』(Republic Nashville)、コート・ヤード・ハウンズ『Court Yard Hounds』(Columbia)
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