進化と拡散を繰り広げるダブステップ
アルバム単位でのリリースが堅調だったこともあり、普通にそれらと公式のミックスCDを追いかけるだけでも流れの一端が掴みやすくなってきたダブステップ。もはや普通にテクノやヒップホップ、エレクトロニカ、ドラムンベースなど各々の文脈と重なり合う作品も増加しており、〈ダブステップ〉なる言葉に構えずに聴けばより広いリスナーが親しめるポテンシャルのある音楽だ。2011年はG.RINAがいち早く試みたような歌モノへの汎用性もいよいよ一般化されていくはずだ。
▼関連盤を紹介。
左から、ブレイキッジ『Foundation』(Digital Soundboy)、ペヴァーリスト『Jarvik Mindstate』(Punch Drunk)、G.RINA『Mashed Pieces #2』(Melody & Riddim)
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