アーバンもそうじゃないものも含めて独自の動きを見せるSTAR BASE作品をチェック!!
RAZAH 『Iam Razah』 STAR BASE/Pヴァイン(2010)
メジャー2社との契約を経てきた実力派ながら、諸般の事情でお蔵入りしていたレイザーの楽曲群がSTAR BASEの手によって一枚のアルバムに結実。“Rain”をはじめとするリッチなプロダクションと歌唱の実力は超高レヴェル。このCD化が日本で実現したことは誇るべき。
DJ Mike-Masa 『POP LIFE』 STAR BASE/Pヴァイン(2010)
DE DE MOUSEやQ:indivi、HALFBYらの洒落たトラックや、MiChiの“You Gotta Be”カヴァー、そしてヴォーカロイドまで詰め込んだカラフル極まりないミックスCD。表題通りポップに振り切ったコンセプトや雑貨感覚のパッケージングといい、商品として秀逸だ。
TANIA CHRISTOPHER 『A Piece Of Me』 STAR BASE/Pヴァイン(2010)
オランダの18歳女子によるデビュー作をSTAR BASEがプロデュース。ジャッキー・ボーイズの手による爽やかな4つ打ちトラック“Heart Protector”をはじめ、彼女のキュートでフレッシュなイメージに似合う、賑やかだが瑞々しい楽曲が揃う。イーシャンとの共演曲もあり。
DJ DDT.TROPICANA 『TROPICAL LIFE』 STAR BASE/Pヴァイン(2010)
ミックステープで名を馳せるDJ DDT.TROPICANAを起用し、洋邦ヒット曲のレゲエ・カヴァーを中心に収録した一枚。STAR BASEと関わりの深い日本のプロデュース・ユニット、AjapSによるKG&後藤真希“Sweet Black”のリミックスなどのエクスクルーシヴも収録。
MATT CAB 『The One』 STAR BASE/Pヴァイン(2010)
サンフランシスコ出身で現在は日本在住の男性シンガーによるデビュー作。爽快な〈美メロ〉系の楽曲や、ミスチルを日本語でカヴァーするなど国内の音楽ファン向けの音作りもありつつ、ドレイクやジャスティン・ビーバーをカヴァーする新世代ぶりは世界基準。
DJ RUSHA 『LOVE THE 90's R&B』 STAR BASE/Pヴァイン(2010)
bmr誌と共同で監修した90年代R&BのミックスCD。UKソウル色も濃いスムースな聴き味で、ミックスを担当したRUSHAによるクーリーズ・ホット・ボックス“Make Me Happy”リミックスのハネ気味のトラックはリアルタイム世代のツボを突く素晴らしさ。
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