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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2010年01月13日 18:00

更新: 2010年01月13日 18:00

ソース: 『bounce』 317号(2009/12/25)

文/bounce編集部

安定した良作が続いた1年

老舗のブルー・ノートが創立70周年を迎えた2009年は、ジャジーなニュアンスを湛えたシンガー・ソングライター、ヨーロッパ産のニュー・ジャズ・バンドといった日本で支持されるいくつかの流れが引き続き高い評価を獲得した。ただ、特にシンガー・ソングライター作品に関しては、もはやジャズの範疇で語るべきなのかどうか判断しかねるという人も多かったはずだ。一方、日本ではクラブ・ジャズ文脈のライヴ・バンドがその範疇を越えて大きな人気を集めていた。

THE FIVE CORNERS QUINTET
『Hot Corner』
 Ricky-Tick
クラブ・ジャズ界にハード・バップ回帰を促したバンドが、3年ぶりにリリースしたセカンド・アルバム。これまでのシーンの流れを総括したかのような本作で変わらぬ存在感を示す一方、メンバーそれぞれのソロ活動もいつになく活発に行われた。*藤井

MADELEINE PEYROUX
『Bare Bones』
 Rounder/Decca
2009年もジャジーな女性ヴォーカル熱は衰えることを知らず……そんななかオリジナル曲のみのアルバムで勝負に出た彼女。パリのバーで流れていそうなレトロっぽさが哀愁と癒しを感じさせ、いまの時代にピッタリなアコースティック・サウンドを聴かせてくれた。*藤井

WOUTER HAMEL
『Nobody's Tune』
 Dox 
スウィートな男性ヴォーカリスト人気も依然として高かった2009年、シーンきってのイケメンは再度ベニー・シングスを相棒に選び、さらにジャズの枠を越えた極上のポップ・アルバムを届けてくれた。新しくもどこか懐かしい楽曲群にまたも世界中が心酔! *藤井

EMMA SALOKOSKI ENSEMBLE
『Veden Alla』
 Texicalli 
クインテセンスの歌い手によるプロジェクトの2作目は、数あるジャジー系の作品においても突出した出来だった。ヘルシンキの田園風景を思わせるフォークと洗練されたジャズ・ボッサが良い塩梅で溶け合った楽曲に、どれだけ多くの人が癒されたことだろう。*藤井

HYPNOTIC BRASS ENSEMBLE
『Hypnotic Brass Ensemble』
 Honest Jons 
フィル・コーランの息子8人による新鋭ニューオーリンズ・ブラス・ジャズ集団。デーモン・アルバーンやクラッシュのポール・シムノンなどが参加したこのデビュー作は、これまでジャズに馴染みのなかった人々をも魅了することに! *藤井

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