J-HIP HOP / R&B / REGGAE(4)
RUDEBWOY FACE
『BOB』 Raymond Braun/School Boy/Island(2009)
そしてAFRAの作品に至るまでDJのなかでその客演数は群を抜いていた。結果、現場からの厚い信頼を見せつける一年となったマグナム・ボーイの4作目。国内外から敏腕プロデューサーを集結させ、レゲエ本来の〈黒さ〉にこだわったハードコアな一枚! *カシワ
たなけん
『たなけんいいじゃない』 Pヴァイン
〈Road To 横浜レゲエ祭〉で優勝するなど、2009年に大躍進した新世代DJの初作。得意のおとぼけスタイルを爆発させているなか、時折見せるシリアスなリリックにハッとさせられたりも。大舞台を経験したことで磨きのかかったエンターテイメント性に今後にも注目したい。*カシワ
SD JUNKSTA
『GO ACROSS THA GAMI RIVER』 諭吉
溜まり場での仲間との内輪ノリを大きく反映させた一枚。ストリート寄りなアーティストたちの作品を中心に、ここのところ世間の不景気が曲に暗い影を落とす風潮も日を追って大きくなっているが、時期的にもそれを回避した本作での遊びのノリは、そのぶん貴重。 *一ノ木
AK-69
『THE CARTEL FROM STREETS』 MS
年頭から倖田來未の作品に招かれるほどの危険な熱波は、この力作の大ヒットによって完全にオーヴァーグラウンドへ上昇! シンプルで男らしい熱さを湛えたメッセージとギラギラ瞬くサウンドのストレートな格好良さは、血気盛んな東海の勢いを牽引するに相応しいものだった。*出嶌
BENI
『Bitter & Sweet』 ユニバーサル
着うたヒットの“もう二度と…”や“恋焦がれて”などによって存在感を高めてきた彼女の、改名後のファースト・アルバム。メインストリームの美味しいところを上手く切り取ったキャッチーなR&Bトラックが満載されていて、イメージだけで聴かないのはもったいないですよ。*出嶌