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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2010年01月13日 18:00

更新: 2010年01月13日 18:00

ソース: 『bounce』 317号(2009/12/25)

文/bounce編集部

MEG
『BEAUTIFUL』
 ユニバーサル 
ハドーケン!とのシングルや冒険的なミニ・アルバムもそれぞれに魅力を放ってはいましたが、いちばんビューティフルでドッシリしているのが中田ヤスタカとのコラボだということを再認識させてくれた名作。きちんと毒々しいのがポップスとしての美味なるポイントだと思います。*出嶌

Perfume
『トライアングル』
 徳間ジャパン 
前年のブレイクをそのまま継承した堅調な佳作。たぶん何かが過渡期を迎えているのだろうが、なさそうで存在していた要素はスルリと脱ぎ捨てられて、その代わりに“I still love U”のようにありそうでなかった意匠がウインクしてくれる感じ。良作を出し続けてくれさえすれば万事OKでしょ。*出嶌

中村まり
『Beneath the Buttermilk Sky』
 Mule 
60年代にUSのラジオから流れていたらハマりそうな、アメリカン・ルーツ音楽を消化したサウンド&歌声には、〈本当に日本人? 2009年のアルバムだよね?〉と耳を疑った。日本ロック界の60~70年代回帰な現象とは別のところに、こんな才能が潜んでいたなんて……。*加藤

ハナレグミ
『あいのわ』
 スピードスター 
ジャケ通りにはっちゃけていた、SUPER BUTTER DOG解散後初の作品。BOSE & AFRAやスカパラなどを招いて軽快に楽しませ、“光と影”などの必殺ミッドでイチコロに……。彼史上もっとも振り切れたこのエンターテイメント作は、下を向いて歩く人の目線を無意識に上げたはず。*加藤

ザ・たこさん
『ベターソングス』
 SHOUT! 
ソウルもファンクもブルースもロックも鶴瓶も同じ鍋で煮込んだ、大阪のオッサンたちの名作。悲哀と希望とトンチを満載した庶民派な歌は、こんな時代だからこそ笑いと共にしみじみと心へ響いたようで――〈フジロック〉では特にアラフォーが笑い泣きして悶絶!という謎の現象も! *加藤

次松大助
『Animation for oink, oink!』
 Pヴァイン 
元THE MICETEETHのヴォーカリストが放った初のソロ作。ヴァイオリンやチェロ、フルートなどクラシカルな楽器が奏でるカラフルなアンサンブルと、ジャズやラテンの豊かなリズムを自在に操って作り出した〈次松ワールド〉は、星空みたいにロマンティックだった。*川島

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