異国情緒溢れるヴァンパイア的な新感覚の音楽が、2009年は世界中で大発生! この流れはもう誰にも止められない!!
COCONOT
『Cosa Astral』 Bcore
欧州のロック・シーンにいち早くトロピカル旋風を吹かせたバルセロナのエル・グィンチョが、2009年は別バンドで南米フレイヴァーをまぶしたポスト・ロックを発信。〈アツいのはブルックリンだけじゃないぜ!〉とばかりに大暴れしてくれた。*小泉
YEASAYER
『All Hour Cymbals』 We Are Free
中東とアフリカをジプシーの如く往来した神秘的なサウンドで、新世代エキゾ・ロックの代表格に名乗りを挙げたNYのバンド。神々しささえ感じさせる哀愁を帯びたヴォーカルと煌めくギターが、ミステリアス極まりなくて最高です! *小泉
TELEPATHE
『Dance Mother』 Iamsond
ディプロ主催のツアーに帯同して名を上げたブルックリンの女子2人組による、デヴィッド・シーテックがプロデュースしたデビュー作。音はガチャガチャ騒がしいのにヴォーカルは異様に低体温――その素敵なバランスが不気味でした。*山西
DIRTY PROJECTORS
『Bitte Orce』 Domino
ヴァンパイアのエズラもかつて在籍し、ソレ系の親玉デヴィッド・バーンも絶賛している6人組。ンゴニっぽい音を用いて無理矢理アフリカ・ムードを出したナンバーや偽ボリウッド曲など、本作には有無を言わせぬ凄味があります。*山西
FAGGET FAIRYS
『Feed The Horse』 Music For Dreams
コペンハーゲン発のガールズ・ユニット。シャンテルばりのバルカン・ブレイクビーツやダブ・ステップをしたたかに呑み込み、澄まし顔でラップしていく。その節操のないつまみ食いっぷりがヴァンパイア的でした。*山西
THE VERY BEST
『Warm Heart Of Africa』 Moshi Moshi/Co-op
人気上昇中のイケイケDJチーム、レディオクリットの2人にマラウイのシンガーを加えたお祭りユニット。アフロ色の強いズンドコブレイクビーツの上で、ゲスト参加したエズラ君も楽しそうに歌ってます! *小泉
BLK JKS
『After Robots』 Co-op
ディプロに発見されて一気にデビューまで漕ぎ着けた南アフリカの4人組。現代プログレの雄、シークレット・マシーンズのメンバーを指揮官に迎えて作り上げたこの破壊力抜群なアフロ・ロック作品に、きっとヴァンパイアも嫉妬したはずです。*山西
TORO Y MOI
『Causers Of This』 Carpark/RALLYE
アニコレが主宰するポウ・トラックスの姉妹レーベルから登場し、2009年に一部で話題を呼んだ23歳の男の子。彼の作るちょっぴりレトロなローファイ・トロピカル・ポップは、まるで夏の白昼夢のように美しくて切ない。*小泉
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