HYBRID ROCK(2)
PASSION PIT
『Manners』 Columbia
MGMTが切り拓いた甘酸っぱいドリーミー・サイケ道を、チェアーリフトらといっしょに突き進んだマサチューセッツ出身の5人組。女性ヴォーカルを早回ししたループも格好良い煌きのダンス・ポップ “Sleepyhead”は、2009年を代表するアンセムに! *白神
CHESTER FRENCH
『Love The Future』 StarTrak/Interscope
発表前から〈2009年の大本命〉と騒がれながらも、ここ日本では思わぬ過小評価に終わってしまったハーヴァード大学出身の2人組による初作。ファレルを秒殺した無節操なヘロヘロックは、〈ベック+MGMT〉とも言える衝撃度! いまからでも遅くはない!! *白神
PATRICK WOLF
『The Bachelor』 Bloody Chamber Bandstocks
ミーカばりのポップ・ワールドを展開した前作から一転、アレック・エンパイアやマシュー・ハーバートによる電気仕掛けのゴシック・サウンドと、官能的な詞世界でリスナーをのけぞらせた4作目! 変化と進化を繰り返すパトリック王子、凄いです。*白神
THE XX
『XX』 Young Turks
彗星の如く現れたドラムレスのティーンエイジャー4人組による衝撃の初作。コクトー・ツインズが引き合いに出されているが、それよりも気怠さと煙たさはテクトニック周辺のダブ・ステップに通じる? あまりにオリジナルすぎて……本当に評価されるにはまだまだ時間が必要かも。*白神
COBRA STARSHIP
『Hot Mess』 Decaydance/Fueled By Ramen
本格的にメインストリームに喰い込んできたモダン・エモ/エモトロニカ勢。メトロ・ステーションと共にその中心にいたのがこのバンドだ。底抜けに明るい80'sディスコ風味のダンス・チューンで、ストリートをネオン・カラーに染め上げた! *白神
GIRLS
『Album』 True Panther/Matador
名門マタドールからの最強新人、男子2人組のガールズ(ややこしい!)が作り上げたのは〈2009年版の『Pet Sounds』〉。どこが2009年っぽいかと言うと、シューゲイザーを巧みに取り込んだ点。サイケデリック美しく儚い音像で、LAの若者のリアルな日常を描いてみせた。*白神
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