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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2010年01月13日 18:00

更新: 2010年01月13日 18:00

ソース: 『bounce』 317号(2009/12/25)

文/bounce編集部

UGK
『UGK 4 Life』
 UGK/Jive 
約20年の活動歴に幕を下ろした最終作だが、感傷に浸る暇は一切与えない。スローターハウスやレイクォンらの新作と共に、2009年のシーンにラップ・スキルのなんたるかを改めて問うた壮絶な一枚。こと〈ラップ・アルバム〉という観点ではキャリア最高傑作かも? *高橋

ASHER ROTH
『Asleep In The Bread Aisle』
 School Boy/SRC/Universal 
ボンクラ学生讃歌(?)“I Love College”で話題となった2009年のフレッシュマン。白人というだけでエミネムと比較する外野を牽制した“As I Em”での皮肉の効かせ方や巧みなフロウで、幅広い層から注目を集めた。*升本

MAINO
『If Tomorrow Comes...』
 Hustle Hard/Atlantic 
同郷の先達、ビギーとジェイ・Zの処女作の系譜を受け継ぐような、自身の半生に基づくコンセプト作品。“Hi Hater”や“All The Above”のわかりやすさからは想像のつかないディープな内容だ。2009年のNY産ヒップホップでは五指に入る好盤。*高橋

DORROUGH
『Dorrough Music』
 E1 
2009年、ダムDらの台頭もあってその盛り上がりに大きな注目が集まったダラス・シーンから、“Ice Cream Paint Job”の大ヒットでブレイクしたのが彼。スナップなどのサウス・トレンドを嫌味なく採り入れる柔軟さは新世代ならではで、テキサスの諸先輩方も快くサポートしていた。*升本

FABOLOUS
『Loso's Way』
 Desert Storm/Def Jam 
映画「カリートの道」をモチーフにしたトータル・アルバム。シンガーとのコラボを軸にしたポップな内容は従来通りだが、成熟したラップ表現を打ち出して高い評価を獲得。“Throw It In The Bag”のヒットも手伝って初の全米1位に輝いた。*高橋

PITBULL
『Rebelution』
 Mr. 305/Pologrounds/J 
“I Know You Want Me (Calle Ocho)”と“Hotel Room Service”の2大ヒットを収録した、2009年最強のパーティー・アルバム。世界規模のエレクトロ・ホップ・ブームを牽引した重要作として、ブラック・アイド・ピーズ『The E.N.D.』級の評価を与えてもいい。*高橋

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