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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2009年12月24日 19:00

ソース: 『bounce』 317号(2009/12/25)

文/bounce編集部


1.SEEDA『SEEDA』SEEDA/KSR
  年頭に引き起こした“TERIYAKI BEEF”の一件から、このアルバム・リリース後の引退、GUINESSとのディス・コミュニケーション、A&Rとしてのサポート活動を挿んで、そして年末に復帰シングルをリリースするまで、1年を通じて何かしらの話題を常に提供してくれた……ということだけが重要なんじゃない。何の争論も巻き起こさずにひたすら凪の状態をキープしようという風潮のなかでファンもアンチも引っ括めてザワザワさせるだけの何かを持っていたから……ということだけが重要なんじゃない。BACHLOGICのハイファイなトラックを中心に、知られざる逸材も多数フックアップしながら、トータルなバランスも巧みに整えられたこのアルバムは、みずからが流行させたハスラー・ラップ的なるものを優に飛び越え、ストリートを離れた自分自身の姿を喜怒哀楽や戒めや悼みを込めて刻みつけんとした本気の一撃である。何と言っても“GET THE JOB DONE”や“GOD BLESS YOU KID”や“夢からさめたら”などなど、ここまで名曲揃いのアルバムもそうそうないのである。ラフな部分やほころびもあるが、それさえも魅力に変えてしまうだけの勢いは作品全体から感じられた。ひと回り大きくなっているに違いない、次のアルバムも楽しみにするしかないだろう。*出嶌

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