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本人の解説付き! DISCOGRAPHIC 羊毛とおはな

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年12月16日 18:00

更新: 2010年01月17日 15:08

インタヴュー・文/望月哲

『LIVE IN LIVING '07』Living Records Tokyo(2007)

2006年に2,000枚限定で発表された歌とアコースティック・ギターのみによる弾き語りアルバム『LIVE IN LIVING』(廃盤)に5曲の新録曲を追加収録した作品。キャロル・キング“So Far Away”といったシンガー・ソングライターの古典から筒美京平作曲によるNOKKOの名曲“人魚”まで、カヴァー・センスも絶妙。

「レコーディング自体が初めてだったので、かなり苦労した記憶があります(笑)。結成した当初は洋楽のカヴァーを中心に演奏していたんですけど、この作品に入っている曲はその頃からずっと演奏してきた曲です」(市川)。

「いまとは全然、歌い方が違いますね。ヨソ行きな歌い方をしている曲があったりして、いま聴くとすごく照れくさいんですけど(笑)。でも不器用だからこそ伝わってくる〈人間臭さ〉みたいなものもあると思うんです。この感じはいまやっても絶対に出せないでしょうね」(千葉)。

 

『こんにちは。』Living Records Tokyo(2008)

バンド・アレンジによる8曲入りミニ・オリジナル・アルバム。『LIVE IN LIVING '07』に収録された“ララルラララルラ”“手のひら”“おまもりのうた”のバンド・ヴァージョンを収録。作曲がコリーヌ・ベイリー・レイ、プロデュースが冨田恵一(冨田ラボ)による “falling”も話題を呼んだ。

「最初にある程度のヴィジョンを固めて、そこにバンドの音を重ねていくというスタイルを採っています。昔から付き合いのあるミュージシャンといっしょにレコーディングすることができたので完成した時は感慨深いものがありましたね」(市川)。

「junaidaさんのアートワークも含めて自分たちの思い描いていたイメージをトータルで表現できたように思います。個人的にも思い入れの強い作品なので、たくさんの人に聴いてもらいたいなと思います」(千葉)。

 

『LIVE IN LIVING '08』Living Records Tokyo(2008)

生々しいギターの鳴り音や、ナチュラルなふくよかさをたたえた千葉のヴォーカルをいかにしてリアルに伝えるかというテーマのもと、音響面にも細やかな配慮が施されたシリーズ2作目。彼らの持ち味である、日なたの香りがする温かみのあるサウンドを中心に据えつつも、スティーヴィー・ワンダー “Superstition”のブルージーなカヴァーが収録されていたりと、さりげなくビターな香り漂う作品に。

「どの角度でマイクを立てて演奏したらギターの音がうまく録れるのか、とか、1作目で学んだことをうまく活かすことができました。自分たちのなかにも余裕が出て、細かい部分に意識を向けられるようになりました」(市川)。

「前作に比べて洗練された感じになっていますね。ちょっと大人っぽいというか、全体的に落ち着いた印象があります」(千葉)。

 

『LIVE IN LIVING '09』Living Records Tokyo(2009)

ウッド・ベースやパーカッションなど楽器数は増えたものの、〈まるでリヴィング・ルームでライヴをしているかのよう〉という当初のコンセプトはきっちりキープ。なお、1曲目に収録された“キーラの森”は、歌はもちろんギターも千葉が演奏している。

「過去2作の経験で慣れたところもあって、いままででいちばんのびのびレコーディングできました。前作ではテクニカルな部分を追及しすぎてしまったところがあったんで、もう少し肩の力を抜こうと思って。作品のイメージとしては、〈'07〉にちょっと近いかもしれません」(市川)。

「楽器に関してはリヴィング・ルームに入る編成だったらオッケーです。最初は6畳一間のナントカ荘だったんですけど、いまは少しだけ間取りが広くなった感じというか(笑)。20年後にはオーケストラで演奏できるぐらい、広いリヴィング・ルームがある家に引っ越せていたらいいですね(笑)」(千葉)。

 

羊毛とおはなにかりゆし58『ありがとう ~NO MUSIC, NO LIFE~』LD&K(2009)

タワーレコード日本上陸30周年企画〈NO MUSIC ,NO LIFE. SONGS〉として発表されたコラボレーション・シングル。意外な顔合わせのようでいて、両者の持ち味である〈うたごころ〉が絶妙にスウィング。穏やかなメロディーに乗せて〈ありがとうの気持ち〉を歌い上げた、じんわりと心に沁みるミディアム・チューン。

「かりゆしは、レーベル・メイトということもあり前から仲良くしてもらっていて。曲はシンゴくん(前川真悟)と何度かやり取りしながらいっしょに作っていきました。この曲では〈歌を歌えていることへの感謝〉をテーマに、広い意味での〈ありがとう〉を表現しました」(市川)。

「彼らは本当に優しくていい人たちなんですけど、それがそのまま曲に表れていますね。シンゴくんの歌詞も、普段から思っているようなことを書いているんだろうなって。だからすごく嘘がない感じがするんです」(千葉)。

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