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信頼のウールマークはこんな作品にも……

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年12月16日 18:00

更新: 2009年12月16日 18:01

ソース: 『bounce』 317号(2009/12/25)

文/桑原 シロー

 ここ数年、数々のCMやコンピレーション・アルバムで羊毛とおはなの名をよく発見する状況が継続中。変わらずひっぱりだこ状態なふたりだが、ここでは印象的な参加作を紹介しよう。まずは、人気カフェが制作したコンピ『WIRED CAFE MUSIC Recommendation「Softly」』。ここにはスティングのカヴァー“Englishman In New York”を収録。市川のファンキーなギター・カッティングに千葉のクールなヴォーカルが絡む彼らの黒っぽい要素が浮き出た曲で、こういうスタイルもカッコ良い。続いてカフェ繋がりで、カフェ・ミュージックの人気者たちの楽曲を収録したコンピ『On the sofa』ではオリジナル曲の“ラルララ ラルララ”を。ロバが畦道を歩いている風景が浮かんでくる牧歌的なシャッフル・リズム。ほんのり浮かぶコミカルな情感。こういう味もよく似合うのだ。

 次は日本郵政グループのレーベルから出たコンピ『POSTIME-ORGANIC-』から、“The Magic is Gone”。切ない歌声とアコギの音色が胸を締め付けるワルツ曲で、思わず遠くの友達に手紙を書きたくなる。こういう哀愁表現は彼らが得意とするところだ。そして先頃発表されたFree TEMPOの曲を豪華アーティスト陣がカヴァーしたアルバム『COVERS』には“Kindly”が収録されている。原曲でヴォーカルをとるミズノマリと比べても引けをとらない千葉の透明感溢れる歌が絶品。このエレガントさこそ彼らの魅力だ。最後は奥田英朗の小説を映画化した「ララピポ」の劇中歌を集めた『映画「ララピポ」オフィシャル・コンピレーション・アルバム』から、千葉はなによる“明日を歌えば”を。70'sフレンチ・ポップを彷彿とさせるシックなメロディーをしっとりと歌う彼女。多彩な表現力こそ彼女の、いやこの両人のおもしろさなのである。

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