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特集

Discography 82-91(2)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年12月09日 18:00

ソース: 『bounce』 316号(2009/11/25)

文/出嶌 孝次、林 剛

TOTO
『Toto IV』
 Columbia(1982)
かの“Human Nature”などで演奏を受け持ち、マイケルの繊細なヴォーカルを美しく引き出したのがTOTOの面々だった。“Africa”を含む、『Thriller』と同年発表の本作を聴いても、彼らのメロディアスなセンスは伝わってくる。後の『History』などにも参加。*林

QUEEN
『Hot Space』
 Parlophone(1982)
彼らの全米No.1曲“Another One Bites The Dust”はMJの進言に従ってシングル化されたそうで、両者の交流は深かった。キング&クイーン共演こそ頓挫したが、ユーロ・ディスコ味の本盤は『Thriller』と同じ越境を逆方向から狙った興味深い野心作だ。*出嶌

TECH N9NE
『Killer』
 Strange Music(2008)
ヤンコヴィック先生の“Eat It”(の日本盤7インチ)をはじめ、竹中直人やボブ・サップもパクった『Thriller』ジャケだが、ヒネリ具合ではこのカンザスの奇才ラッパーが優勝!? 中ジャケには仔虎と戯れるMJの著名カットをモチーフにしたおふざけもアリ。 *出嶌


GREG PHILLINGANES
『Pulse』
 Planet(1985)
『Thriller』でカヴァーしようとするも叶わなかったYMOのテクノ・ポップ曲“Behind The Mask”を、同作の鍵盤奏者だったグレッグが自身のアルバムでリヴェンジ的にリメイク(アレンジはMJ)。別曲では兄ジャッキーもペンを交えている。*林

IAN BROWN
『My Way』
 Polydor(2009)
ストーン・ローゼズからソロ・デビューしたバブルス……じゃなくキング・モンキーは、MJへの風当たりが強かった時期にあっても、“Billie Jean”などのカヴァーを平然と発表してきた。この最新作を『Thriller』に捧げたという思いは本物なのだ! *出嶌

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