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特集

どうなる!? 2010年(代)のジャパニーズ・ロック(3)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年12月02日 18:00

ソース: 『bounce』 316号(2009/11/25)

文/加藤 直子、金子 厚武、土田 真弓、冨田 明宏

解体と再生を経て……

土田「〈ダンス・ロック〉ってよく言いますけど、SISTER JETとかはクラブ・ミュージック的なダンス感というより、いわゆるロックのリズム、楽器のアンサンブルで踊らせてるなと思って。そういうバンドが出てきているのがおもしろいですね」

金子「単純に踊れる音楽をやるってこと自体は浸透してきて、ただ4つ打ちやればいいっていうのもみんな飽きはじめてて、だからみんないかにしてライヴハウスで踊らせるかを考えているのかな」

土田「SISTER JETやTHE BAWDIESが〈ダンス〉と謳い続けているその〈ダンス感〉がどういうものかが周りに浸透してきている感じがする」

加藤「でも、ロックってそういうものでは?」

金子「単純に日本では盛り上がり方自体が画一化してたっていうか。みんな同じようにライヴで手を上げる伝統みたいなのがあって、それに対してどうなの?っていう。the telephonesもそういう意味でダンスを提唱している部分はあると思うし、そんな空気はシーン全体にある」

冨田「フィジカルに楽しませてナンボっていうのは最近のバンドに付きものですよね」

土田「ライヴを観るとものすごい衝撃を受けるバンドが多い気がしますね」

加藤「何かこう……解体と再生じゃないですけど、そのダンス感にしても、リヴァイヴァル感にしても、確実に新しいフェイズに入った感じはしますよね。狭い意味で画一化されちゃったものを壊して、もっと自由に、斬新に音楽をやる土壌ができてきたというか。ここでリスナーがそういう音楽を素直に受け入れて、楽しめる感じだとシーン全体が盛り上がるんですけど」

冨田「ズットズレテルズなんてその解体の象徴ですよね。普通そういうことしないでしょ、っていうのを確信犯的にやってる」

土田「若いっていいな……。でも本当にここに掲載してるバンドが来年以降を楽しませてくれると思うんで、期待しましょう!」

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