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特集

耳で聴いたピープル・トゥリー

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2009年11月04日 18:00

ソース: 『bounce』 315号(2009/10/25)

文/粟野 竜二、山口 コージー、山西 絵美

ボン・ジョヴィを巡る音楽の果実は、ここに一本のトゥリーを生んだ

BRUCE SPRINGSTEEN
『Born In The U.S.A.』
 Columbia(1984)
ジョンにとって最大のヒーローといえば、同郷のこの男! Gジャンにバンダナという服装まで真似する心酔ぶりで、共に民主党支持者として政治的な立場も表明してきたわけだ! 〈9.11〉以降にBJとボスが勢いを盛り返したのは、〈病んだ時代こそマッチョな正統派ロックを聴いて己を鼓舞したい〉という人々の願いゆえか? *山口

DAUGHTRY
『Leave This Town』
 19/RCA(2009)
ソロで“Wanted Dead Or Alive”を発表するなどBJ好きで知られ、USモダン・ロックの王道を猛進しているクリス・ドートリー。耳触りはハードだが、確かな歌唱力と恵まれた容姿も相まって、誰もが楽しめるポップな歌モノとして受け入れられている点で、正統派のBJフォロワーと言えよう。*粟野

DARYL HALL & JOHN OATES
『Change Of Season』
 Arista(1990)
ソロ活動を経て再始動を果たした本作からの先行シングル“So Close”は、ジョンのペンによるもの。都会的な2人のヴォイスと寄り添いながらドラマティックに展開するメロディーに、感動しない奴なんて存在するのか? 超一流ソングライターとの仕事を通じてジョンの作曲センスがいかに磨かれたかを思い知るゼ! *山口

MY CHEMICAL ROMANCE
『The Black Parade』
 Reprise(2006)
同郷のよしみか、前座に彼らを指名するなどかなり可愛がっている様子のBJ。だがもしかすると、それは地元愛以上にクリスチャン・ロック・バンドとして若者を鼓舞する後輩の姿に、自身をダブらせてのことかもしれない。そんな先輩の期待に応えるべく(!?)ポップ化を加速させ、年々BJに近づいているような気も。*粟野

TORI AMOS
『Royce Hall Auditorium, Los Angels, 4/25/05』
 Epic(2007)
フェミニストとしても有名な方ただけに、筋肉質な男気ロックはお嫌いかと思ってました。が、このライヴ盤にてピアノ弾き語りで“Livin' On A Prayer”をしっとりカヴァー。サビの〈オ~〉をこんなにタメるなんて! 合唱したい気持ちをグッとこらえ、彼女の放つ妙な色気に溺れましょう。*山西

DUFFY
『Rockferry』
 Polydor(2008)
デビュー前から絶賛し、ライヴでも“Mercy”を頻繁にカヴァーするなどBJはダフィに首ったけ! 古き良き音楽を我流に取り込むという点で、シンパシーを感じているのだろうか? それにしても、長い経歴を持ち、音楽性もさほど変わらない彼らが、最近の音楽にもしっかりアンテナを張っている事実に驚かされる。*粟野

AEROSMITH
『Permanent Vacation』
 Geffen(1987)
BJも尊敬して止まないエアロは、スランプの最中、BJをブレイクさせたブルース・フェアバーン&デズモンド・チャイルドの手を借りた本作にてその危機を脱出。以降も後輩の成功式に則って人気作家を起用し、ヒットを量産している。エアロなくしてBJは誕生せず、BJなくしていまのエアロは存在しない。イイ話だ! *山口

BOB DYLAN
『The Bootleg Series Vol.1-3: Rare & Unreleased』
 Columbia
“Knockin' On Heaven's Door”や本作収録の“Seven Days”他、長年ディラン曲をライヴのレパートリーにしてきたBJ。で、〈コレもカヴァーか?〉と思うくらい近作はディラン風なんだよ。にも関わらず、日本では何でこんなにもファン層が分かれるんだ? アンチ産業ロックなディラン好きよ、黙って聴いてみなさい! *山口

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