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特集

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年10月21日 18:00

ソース: 『bounce』 315号(2009/10/25)

文/青木 正之、出嶌 孝次

CHASE & STATUS
『More Than Alot』
 Ram/tearbridge(2008)
名門ラムが送り出した期待のドラムンベース・ユニットで、ケイノやプランBといったグライムMCも迎えて、ヒップホップやエレクトロとの親和性も覗かせています。スヌープがリメイクした強力なダブ・ステップ・チューン“Eastern Jam”もここに収録されていますよ。*出嶌

FLIPSYDE
『State Of Survival』
 KonLive/Cherrytree/Interscope(2009)
チェリートゥリーとコンライヴが仕掛けたBEPの二匹目のドジョウ……ではありますが、完成度の高さは流石のレッドワン・クォリティー。フィンガズがあっさりT・ペイン作法のアーバン・ポップを提供してたり、これは楽しい! エイコンも参加してます。*出嶌

LMFAO
『Party Rock』
 Party Rock/Will.I.Am/Cherrytree/Interscope(2009) 
ヒップスターっぽい人たちかと思えば、ハウスやエレクトロの楽しいところだけを無造作かつパンキッシュに詰め込んだパーティー馬鹿の大傑作だったとは! スペース・カウボーイ“Falling Down”のリミックスにも登場するなど、今後の躍進も余裕で期待できる! *出嶌

BASEMENT JAXX
『Scars』
 XL(2009) 
ハウス畑の出身だからいまもそのイメージが強い? 実際はヴァラエティーに富んだビートを操るジャンル分け不可能なハイブリッド・サウンドが特徴。ケリスやアンプ・フィドラーの参加だけでなく、ビートが際立った質の高いトラックは絶品です。ヒップホップの現場でだってフィットするはず。*青木

LAZEE
『Setting Standards』
 Fantabolous/2 Stripes(2009) 
UKやUSの人脈も駆使しつつ、本国スウェーデンをベースに活動を展開するラッパー。セバスチャン・イングロッソやストーンブリッジらストックホルムのハウス勢とリンクし、ヤング・ジーズィのようなフロウでバキバキのビートに吠えかかる、ユーロ産らしい佳作です。*出嶌

YUKSEK
『Away From The Sea』
 Has Been/Barclay(2009) 
ひと足先にアーバン界で受容されたダフト・パンクやジャスティスに通じる、ロマンティックなディスコ・サウンドやボディーソニックな骨太ビートを受け継ぐユクセクは、もっと評価されて然るべき存在。オープニングの“Break Ya”を聴けば一発でその魅力も伝わるはず。*青木

FEDDE LE GRAND
『Output』
 Flamingo(2009) 
ジャンルをボーダレス化させてきた先人であるUKヒップホップの親玉ステレオMC'sやウィル・アイ・アムも駆けつけた、クロスオーヴァー・エレクトロの傑作盤。王道のエレクトロやハウスもあるけど、アーバン系リスナーが喜びそうなファンクやヒップホップが本気で格好イイんです。*青木

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