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特集

DISCOGRAPHIC EIKICHI YAZAWA(2)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2009年08月05日 18:00

更新: 2009年08月05日 18:03

ソース: 『bounce』 312号(2009/7/25)

文/岡村 詩野、ダイサク・ジョビン


『東京ナイト』ワーナー(1986)
全米を意識した活動をしていた矢沢が、東京の夜を歌ったタイトル曲が良い。80年代のウェストコースト・サウンド風味をまぶしたシンセの使い方などはいかにもこの時代らしいが、シングル“BELIEVE IN ME”をはじめ、曲そのものはヒューマンで親しみやすい。*岡村

『情事』EMI Music Japan(1989)
EMI移籍後2作目。ファンキーでノリの良いナンバーが揃った佳作で、持ち前のわかりやすさが前面に出た一枚となった。この時期はチェッカーズなどを手掛けてきた売野雅勇らを作詞に起用している。代表曲となるシングル“SOMEBODY'S NIGHT”も収録。*岡村

『Anytime Woman』EMI Music Japan(1992)
デビュー20周年にLA&ロンドンで完成させたロック回帰作。ぶっといボトムでハードにドライヴィン&ロッキンするサウンドも、イケイケ&ノリノリでシャウトする永ちゃんのヴォーカルもキレッキレで文句なくカッコイイ。松本隆の描く詞世界も見事。*ジョビン

『the Name Is...』EMI Music Japan(1994)
〈ヴォーカリスト・YAZAWA〉のスゴさに圧倒されまくる。ハードなサウンド上でカマすドスの効いたワイルドなシャウト、AOR曲では老若男女すべてをウットリとさせる艶やかでセクシーな歌声を披露。自身の主演したTVドラマ「アリよさらば」の主題歌も収録。*ジョビン

『LOTTA GOOD TIME』EMI Music Japan(1999)
90年代を代表する作品。“Oh!ラヴシック”など矢沢の男臭さをユーモラスにデフォルメした加藤ひさし(THE COLLECTORS)の歌詞が、苦みばしった大人の男の哀愁溢れる一面を引き出している。気取りのないシンプルなロックンロールが多いし、ジャケットも良い。*岡村

『横顔』EMI Music Japan(2004)
突出した代表曲は少ないが、その代わりにますますユニークな歌詞も増え、お茶の間で人気者になった今日の矢沢のイメージを裏切らない内容。曲調もヴァラエティー豊かで古くからのファンも楽しめるが、なかでもバラードの表現力は流石で歌の上手さに唸らされる。*岡村

OTHERDISCOGRAPHIC

ALBUM
『ドアを開けろ』(1977)
『Kiss Me Please』(1979)
『KAVACH』(1980)
『RISING SUN』(1981)
『I am a Model』(1983)
『E'』(1984)
『TEN YEARS AGO』(1985)
『共犯者』(1988)
『永吉』(1990)
『Don't Wanna Stop』(1991)
『HEART』(1993)
『この夜のどこかで』(1995)
『MARIA』(1996)
『YES』(1997)
『STOP YOUR STEP』(2000)
『YOU, TOO COOL』(2001)
『ONLY ONE』(2005)

COMPILATION
『SUBWAY EXPRESS』
〈YOUR SONGS 1~6〉
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