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特集

cumbias, what a booty!(3)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年06月24日 18:00

更新: 2009年06月24日 18:28

ソース: 『bounce』 311号(2009/6/25)

文/出嶌孝次

ゴッドファーザー

  そして、最後に紹介するのがオランダ出身のディック・エル・デマシアード。先ほどエルGが語っていた〈エクスペリメンタル・クンビア〉とは彼のやってきたことを指すと思われ、2000年に電子クンビアを編み出した彼は〈デジタル・クンビアのゴッドファーザー〉と呼ばれているのだそう。セニョール・ココナッツが自身のコンピに楽曲を収めたことで比較的知られていた名前ではありますが、独特なジャケからもうっすら窺えるアートの領域にまで跨った作品性の高さは、ちょっとビギナーにはハードルが高いと思われてしまうかもしれません。ヒョロヒョロした中毒性のあるサウンドを実際に聴けば、まったくそんなことはないんですけどね。

 で、さように奇怪な存在を少し身近にしてくれそうなのが、このたび登場する日本編集盤『Sus Cumbias Lunaticas Y Experimentales』です。過去5枚のアルバムからのベスト選に加えて新曲、そしてOORUTAICHIによるリミックスも収められ、詳細なヒストリーも付けられているとのことなので、これはぜひ〈最初の一枚〉としてチェックしていただきたいもの。また、タイミングの良いことに7月20日と23日にはそれぞれ大阪と東京で来日公演を行うとのことです(詳細は各自調査!)。

 このように一口に(デジタル・)クンビアと言っても風味はさまざま。まずは一口食べてみることをオススメします。


7月1日にリリースされるディック・エル・デマシアードの日本編集盤『Sus Cumbias Lunaticas Y Experimentales』(utakata)


ディック・エル・デマシアードの2008年作『Mi Tu』(Tomenota)


ディックの“La Cebolla”を収めた2005年のコンピ『Senor Coconut Presents Coconut FM』(Essey)

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