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GLASSES ON! メガネを通して感じるロック!

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2009年06月24日 18:00

更新: 2009年06月24日 18:29

ソース: 『bounce』 311号(2009/6/25)

文/出嶌孝次

 コステロといえば、「rockin' on」に載っていた和田ラヂヲのマンガを思い出す。たしか、コステロと西川きよしを並ばせて〈コスきよ〉と書いてあったのだ。よく考えれば〈やすきよ〉の横山やすしとコステロはさほど似ているわけではないので、共通点は当然セルの黒縁メガネということになる。その後もフレームの種類やレンズの度数は変わっているはずだが、コステロといえばメガネなのである。まあ、一時期のロック界において野暮ったくもインテリな黒縁メガネは異質で、それゆえに印象的だっただけかもしれないが、ロックとメガネの蜜月は何もコステロに始まったことではない。そもそもコステロの音楽的ルーツにもあたるバディ・ホリーがメガネ・ロックの創始者なわけで、ロックンロールのルーツをさらに遡れば古いブルースマンの写真にはメガネ姿も多いのだ。逆にコステロと同時代の人で思い浮かぶのは鮎川誠だ。鮎川誠/シーナ・ロケット名義でコステロの前座を務めたこともある彼だが、アングリー・ヤングマン的なキレメガネ感も共通する部分があったと思う。以降は笠浩二(C-C-B)のコミカル・メガネを経て、ウィーザーのあいつに代表される繊細メガネが主流となっていくのだが、ここ数年で新たにメガネ=モテ&萌えという評価軸(やっさん→オリラジ藤森とか)も台頭しているわけで、その意味性がどのように変化していくのか、メガネごしに見守っていきたいところだ。

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