極私的名盤54
アーティスト/ライター/タワレコ・バイヤー54組の極私的セレクションを大公開!!
1>大下内学(タワーレコード小田原店)
黒百合姉妹 『最後は天使と聴く沈む世界の翅の記憶』 Sibylla(1990)
ヴォーカルのJURIと鍵盤のLISAによるユニットのファースト・アルバム。聴き手のすべてを包み込むかのような、荘厳なサウンドスケープ。目を瞑れば、脳裏に浮かび上がる幻想的な音の礫。あの、dipのヤマジカズヒデも参加しているぞ。
2>岡村詩野(音楽ライター)
EP-4 『昭和大赦~リンガ・フランカ』 コロムビア/Solid(1983)
ポップ・ミュージックの進化を前へ前へと押し出す衝動。それが私にとってのロックンロールです。そういう意味で、京都の高校時代にライヴを体験してそのプログレッションを肌で感じたEP-4はいまも個人的指針です。
3>小野島大(音楽評論家)
ロッカーズ 『WHO TH eROCKERS』 SEE SAW/ポニーキャニオン(1980)
博多三大バンドのなかでもっとも語られることが少ないが、そのとびきりポップで派手でスピーディーでパワフルなロックンロールは、いまも色褪せない。陣内孝則は、まず華のあるヴォーカリストとして語られるべき。
4>オレスカバンド
RCサクセション 『RHAPSODY NAKED』 ユニバーサル(2005)
久保講堂でのライヴ盤。ライヴの興奮とメンバーの人間味がライヴを観ずとも音楽で伝わる。ライヴは生モノということを感じるから好き。これから何十年経ってもこの輝きは褪せずに残っていくと思います。*いかす(ヴォーカル/ギター)
▼オレスカバンドのリリース情報!
5>勝手にしやがれ
RCサクセション 『Baby a Go Go』 EMI Music Japan(1990)
レニー・クラヴィッツの盟友、ヘンリー・ハーシュをミキサーに迎えたRCのラスト・アルバム。メンバーの脱退など、当時複雑な思いで聴いたが、清志郎氏が亡くなったいま聴くと凄く暖かい気持ちになれる。隠れた名盤。*武藤昭平(ドラムス/ヴォーカル)
▼勝手にしやがれのリリース情報!
6>金谷保宏(タワーレコード倉敷店)
Hi-STANDARD 『Making The Road』 PIZZA OF DEATH(1999)
3ピース・バンドの醍醐味とも言える、完璧なチームワークの三位一体メロディック・パンク・サウンド。誰もが共感できるであろう、等身大の感情を綴った歌。世界へ轟いたハイスタ・サウンドは、日本の誇りであり、永遠の青春です!
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