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特集

攻めの姿勢を崩さない凛として時雨が生み出してきた、これまでの作品をプレイバック!

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2009年06月03日 17:00

更新: 2009年06月03日 17:40

文/冨田 明宏

 ここでは凛として時雨の歴史を銀盤と共に辿ってみよう。2004年に現在の編成となった彼らは自主制作による数枚を経て、2005年にバンドで立ち上げたレーベル=中野よりファースト・アルバム『#4』をリリース。文学的な詞の世界と泣き濡れたような叙情のメロディー、しなやかさと激情的なアグレッシヴさを兼ね備えたバンド・サウンドは、この時すでに確立されていた。そして2006年に発表したミニ・アルバム『Feeling your UFO』ではそのアンサンブルがより複雑化し、プログレをハードコアで攪拌したかのような壮絶な発展を遂げる。さらにその勢いを維持しながら切なく、儚く、冷徹な世界観を描き上げたのが2007年のセカンド・アルバム『Inspiration is DEAD』。時雨を代表するメタリック・ナンバー“nakano kill you”をはじめ、とても3人で演奏したとは思えない、重厚かつ壮大なドラマ性を持ったこの作品によって彼らの実力がロック・ファンの間で広く知られることになった。

 そして、その評価と人気を決定的なものとしたのがキャリア初のマキシ・シングル『Telecastic fake show』である。まるで身を切り裂くような詩情を纏ったメロディーと、切れ味を倍化させ、高速化したサウンドの衝撃は多くのリスナーに〈新世代の到来〉を強烈に意識させたはずだ。また2008年には〈フジロック〉ほか大型ロック・フェスへの参戦や過去最大規模のツアーを経て、12月に16分50秒という長尺曲“moment A rhythm”を、何とメジャー移籍第1弾シングルとして発表。時雨の挑戦的な姿勢とバンドによる表現力、先鋭性のポテンシャルが最大限に引き出された壮大なミディアム・ナンバーだ。新作『just A moment』をより深く楽しむためにも、これらの作品も併せてチェックしておこう。

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