凛として時雨 -第二回(2)
■Hysteric phase show
――続いて2曲目の“Hysteric phase show”ですが、この曲に関しては攻撃的なベースが印象的で。
345 えーと、攻撃的でしたっけ(頭を両手で押さえて思い出す仕草)?
TK 間奏が歪んでるからじゃない?
――それは345さんが意図して歪ませたもの?
345 そこは、TKと相談しつつ決めたりしてます。
TK レコーディングのときは歪ませてないのに、マスタリングのときに歪んじゃってた、みたいなこともあるんですけど……ドラムも(笑)。
――(笑)。TKさんとしては、ここはベースで攻撃的な感じを出したかった?
TK そうですね。間奏部分のベースのフレーズは、何年か前に作った曲の一部分だったんですけど、すごくカッコよかったんで、その部分をそのまま持ってきたんです。結構ベースを出したいなって思ってたんで、最初に歪んでないものを試して、そのあと歪ませるとどうなるかとか、いろいろやってみましたね。まあ、それはどこのパートでもそうですけど。歌に関してもそうですし。この曲は、ほぼ完成されたデモを二人に渡したんで、意外と、僕が作ったものからほとんど動かさなかったですね。
――先ほどおっしゃってた、ヴォーカルの使い分けもこの曲には出てますよね。
TK 出てますね。僕がデモを持っていくときって、歌を入れてたり、入れてなかったりとまちまちなんですけど、この曲に関しては、珍しく歌詞まで入った状態で渡していて。
――ほかにもヴォーカルの使い分け的な曲ってわりとあったりしますよね。
TK そうですね。“ハカイヨノユメ”とかもそうですね。
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