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特集

FLASH TO THE BEAT 耳で聴いたピープル・トゥリー(2)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2009年05月07日 12:00

更新: 2009年05月07日 17:34

ソース: 『bounce』 308号(2009/3/25)

文/出嶌 孝次

THE CHEMICAL BROTHERS
『Dig Your Own Hole』
Freestyle Dust/Virgin(1997)
ここに収録の“Elektrobank”で声を聴かせているのは、あのクール・ハーク! この時期にバンバータも含むパイオニアたちへの再評価がユーロ圏で相次いだことと、フラッシュがビッグ・ビート勢など後進の影響を投影した『Flash Is Back』をドイツでリリースしたという事象は確実に繋がっていたはずです。

INCREDIBLE BONGO BAND
『Bongo Rock』
MGM/Mr.Bongo(1973)
フラッシュも新作中の“Tribute To The Breakdancer”で使用していた、Bの超定番ブレイクビーツ“Apache”を収録した一枚。Mrボンゴからの最新リイシュー盤には、フラッシュによる同曲のリミックスも収録されていますよ!

AFRIKA BAMBAATAA & SOULSONIC FORCE
『Planet Rock -The Album』
Tommy Boy(1986)
フラッシュに比肩するヒップホップ界最大のアイコンといえばバンバータさん。独特の宇宙観をアピールした“Planet Rock”のわかりやすさもあって、フラッシュよりも親しみやすい雰囲気はしますけどね……。同曲を手掛けたアーサー・ベイカーはフラッシュの『Flash Is Back』(98年)を共同プロデュースしたエレクトロ魔人であります。

RICK JAMES
『Anthology』
Motown 
ヒップホップが既存の音楽シーンにおいて理解されはじめた時期、フラッシュにオファーをかけたのがこのパンク・ファンカー。83年の『Cold Blooded』に収められた“P.I.M.P. The S.I.M.P.”ではフラッシュのスクラッチがストリートの荒んだ風情を巧みに演出することになりました。

A-TRAK
『Infinity+1』
Thrive(2009)
バトルで名を馳せた皿回師たちがフィジカル志向に振り切れる例も、クレイズやインファマスを筆頭にどんどん増えていますが、その代表格はいまならA・トラックでしょうか。もはやDMCでの経歴も知らないオーディエンスを熱狂させる様子は、フラッシュが創始したパーティー・ロッカーとしてのDJという基本に帰るかのようでもあります。

DURAN DURAN
『Thank You』
Parlophone(1995)
デュラン・デュランが憧れのアーティストの楽曲をヴァラエティー豊かにカヴァーした怪作。ここでは初っ端から“White Lines”をかまし、しかもフラッシュとメルを招いて久々のリユニオンまでお膳立てしちゃってます。フラッシュには複雑な思いのある曲のはずですが……無邪気にお願いした者勝ち!?

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