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60年代マーヴィンの好リサイクルを一部紹介 その1

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年05月07日 11:00

更新: 2009年05月07日 17:31

ソース: 『bounce』 308号(2009/3/25)

文/出嶌 孝次

THE ROLLING STONES 『England's Newest Hit Makers』 London/Abcko(1964)
US黒人音楽への憧れを無邪気に提示したUK勢の代表格。当然モータウンのカヴァーも多く、このUSデビュー作ではマーヴィンの“Can I Get A Witness”を熱気ムンムンにラウド化している。以降もミックは……(以下次号)。

TAYLOR HICKS 『Taylor Hicks』 RCA(2006)
80年代のポール・ヤング版を経由してるんだろうけど……軽快な“Wherever I Lay My Hat(That's My Home)”を5代目アメリカン・アイドルがしみじみと熱唱! アイドル的な地位を捨ててインディーに戻る頑固さはマーヴィンにも通じる?

トータス松本 『TRAVELLER』 EMI Music Japan(2003)
ソウル・シンガーと関西人の古いステレオタイプを助長するような態度は好かんけど、ここで歌う“Stubborn Kind Of Fellow”は曲とキャラの熱量が一致しててええ感じや。ミッチ・ライダーとかズート・マネーのもオススメやで(←ステレオタイプ)。

SMALL FACES 『From The Beginning』 Decca(1967)
UKモノはナンボでもあるわな。本作自体はデッカが勝手に出したブツやけど、グルーヴィーな演奏が格好良い“Baby Don't You Do It”はチェックしてや。その曲はザ・フーもカヴァーしてるし、モッズが愛したノーザン・ソウルっちゅうやつやな。

ROGER 『The Many Facets Of Roger』 Warner Bros.(1981)
後年ではマリーザ・モンチも取り上げている“I Heard It Through The Grapevine”を、ロジャーはここで豪快にトークボックス・ファンク化。ソリッドなロジャーのカヴァー・ヴァージョン自体が山ほどネタ使いされている……。

JAMES TAYLOR 『Gorilla』 Warner Bros.(1975)
70年代に入るとシンガー・ソングライター勢がモータウンの純粋な曲の良さを再提示する例も増えていくが、特に素晴らしいのは彼の“How Sweet It Is(To Be Loved By You)”だろう。近年だとマイケル・ブーブレのアダルトなカヴァーも印象的だった。

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