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特集

Complete Guide 61-70

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年05月07日 11:00

更新: 2009年05月07日 17:31

ソース: 『bounce』 308号(2009/3/25)

文/池谷 昌之、出嶌 孝次、林 剛

*リリースはすべてモータウンから。『At The Copa』とデュエット作品を除くタイトルが4月1日に紙ジャケのSHM-CD仕様でユニバーサルからリイシューされます。『At The Copa』は5月、デュエット作品は6月に同仕様でリイシューされる予定

『The Soulful Moods Of Marvin Gaye』(1961)
待望のCD化!ってことで即買いしてプレイ・ボタンを押せば……誰これ? と、面食らう人も多そうなファースト・アルバム。甘くテンダーな唱法が一貫されたポピュラー路線で、簡素なコンボ演奏にて“My Funny Valentine”などが自己陶酔気味に披露される。デビュー曲“Let Your Conscience Be Your Guide”はサム・クック調の美声が快いR&B曲だ。
(出嶌)


フランク・シナトラの54年作『Songs For Young Lovers』(Capitol)。曲がかぶりまくり!

『That Stubborn Kinda' Fellow』(1962)
クルーナー路線でデビューしたものの成功せず、仕切り直しを余儀なくされるなかでの2作目。ソウルフルに歌う表題曲のシングル・ヒットを受けた内容で、ソウル/R&Bシンガーとしての実質的なスタートはここから切られたと言えるだろう。ジャンプ・ナンバーに乗る歌声は熱っぽくワイルドで、マーサ&ザ・ヴァンデラスの黒いコーラスも後押しする。
(池谷)

『Marvin Gaye Recorded Live On Stage』(1963)
ライヴ盤を成功させたJBの偉業を見て、モータウンがリリースを始めた実況盤シリーズのひとつ。同年にカリフォルニアで録音されたもので、ド頭の“Stubborn Kind Of Fellow”からマーヴィンもオーディエンスも熱い熱い。女性客の嬌声を一身に浴びてエキサイティングにアウアウ吠えまくるアイドルっぷりが素晴らしい好盤。今回が世界初CD化!
(出嶌)


MARVIN GAYE & MARY WELLS 『Together』(1964)
当時人気のメアリー・ウェルズとデュエットした、女性との初共演作。スタンダード曲も含む、モータウンならではの折り目正しいポップさが味わえ、クラレンス・ポール制作の“Once Upon A Time”で軽やかに歌えば、ミッキー・スティーヴンソンの手による“What's The Matter With You”では熱く掛け合うなど、若いふたりの歌声が瑞々しい。
(林)

『When I'm Alone I Cry』(1964)
ミッキー・スティーヴンソンとクラレンス・ポールによる制作で、ファースト・アルバムと同じく、マーヴィンのポピュラー志向に沿ったバラード集だ。R&B色は希薄だが、美しいオーケストラを従えて男の哀愁を歌った楽曲群は、同様にバラードを歌った時のジェイムズ・ブラウンやレイ・チャールズに通じる雰囲気もある。『I Want You』の原点と言えなくもない。
(林)

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