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特集

Motown is 50 奇跡のレーベルが生まれて半世紀!!

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年05月07日 11:00

更新: 2009年05月07日 17:31

ソース: 『bounce』 308号(2009/3/25)

文/狛犬

 ベリー・ゴーディJrが59年に地元のデトロイトでモータウンを設立してから、ちょうど半世紀が経った。その数年前からソングライターとして音楽業界に食い込んでいたベリーだが、ビジネスの才覚はそれを上回ったのだろう。バレット・ストロング“Money(That's What I Want)”から躍進を始めたモータウンは、61年にマーヴェレッツ“Please Mr. Postman”で設立後初の全米No.1を獲得。それから数年で多くのスターがポップ・チャートを席巻し、わずか数年でインディーの黒人所有レーベルとしては異例の成功を収めたのである。そんな躍進を支えたのはベリーの厳しい品質管理=レコードとアーティストのコントロールであり、ソングライターとアーティストと演奏者が基本的に分業して、工場の生産ラインのように個々のパートで力量を発揮するというシステムだった。アーティストの自我を重んじるロック評論的な見地では自我や創造性を制限する諸悪の根源ということになろうが、実際にはそれが素晴らしい楽曲を生み、多くのスターを生み出した秘密だったことも事実なのだ。50年の歴史を辿れるレーベル・コンピを聴いてこのジレンマについて考えるのも一興かもしれない。

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