こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

BOOKER T. & THE M.G.'s(4)

まだグルーヴは終わらない

 75年にアルが亡くなった後、遺された3人は個々の活動を続けながら、何度かMG'sの名で集合している。初の単独来日公演も実現した昨年は、スティーヴ・クロッパーとフェリックス・キャヴァリエの『Nudge It Up A Notch』が新生スタックスから登場して話題となった。そして今度はブッカーTの新作『Potato Hole』だ。クロッパー&キャヴァリエ盤はスティーヴ・ウィンウッドにも通じるような燻し銀のソウル世界だったが、アンタイ発の『Potato Hole』はドライヴ・バイ・トラッカーズを従え、ニール・ヤングがギターを弾く曲もある。アウトキャスト“Hey Ya”をカヴァーしちゃったりして。オルガンの音色も昔とはかなり違う。何とも気が若い。ブッカーT&ザ・MG'sの周辺がいよいよ賑やかになってきた。

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2009年04月30日 12:00

更新: 2009年04月30日 17:55

ソース: 『bounce』 309号(2009/4/25)

文/高橋 道彦

インタビュー