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特集

オレスカバンド〈WHITE SIDE〉 (2)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2009年04月16日 15:00

更新: 2009年04月16日 18:03

文/森 朋之

いま思ってることをそのまま表現すればいい

――〈ワープド〉を経て、一番変わったところはどこだと思いますか?

リーダー ライヴを育てていきたい、っていうことかな。どのバンドも〈お客さんを楽しませる〉っていうことをすっごく追求してるんですよ。そういうのを見てると、「いまの自分たちには何ができるんやろう?」って。

――もりこさんは?

もりこ さっきも言った「自分に嘘をつきたくない」っていうことと同じなんですけど、もっと素直な自分になりたいなって。それは〈ワープド〉から帰ってきてからも、ずっと考えてるんですよ。余計なことを気にして言えなかったこともあったし、そういう状態が当たり前になってしまってたりもしていて。それがもう、ホントに嫌になったし、自分が好きな自分になりたいなって思って。嫌なことはせえへんし、イエスかノーかをはっきり決めたい。まだまだですけど、そう思うようになったのは、〈ワープド〉の影響ですね。

リーダー 音も違うんですよ。

もりこ わかる?

リーダー わかる。全然違うよ。

もりこ 確かに、音が出しやすくなったんですよね。前は自分のイメージと音が一緒じゃなくて、そのことに対してモヤモヤしてたんです。でも、「いま思ってることをそのまま表現すればいい」って思えるようになってから、素直に音が出せるようになってきて。

――サキさんはどうですか?

サキ うーん、どうやろう? ウチは結構、〈ワープド〉の最中にいろんな問題を解決してきた感じがあって……。あ、でも、アメリカのバンドの友達は増えました(笑)。「今度、日本でツアーやるよ」ってメールがきて、遊びに行ったり。

もりこ この前もコブラ・スターシップのライヴ行ったしな。

サキ 周りのバンドも紹介してくれるから、どんどんいろんな人たちと仲良くなれるのは楽しいですね。これからは日本のバンドの友達も増やしたい(笑)。

――(笑)全員20歳になったし、もうバンドは次に向かっていると思うのですが。

もりこ そうですね。最近はライヴでも〈vol.2〉に入ってる新曲をやってて。

サキ 新しい曲で固められるのが嬉しい。

リーダー 「ウチら、曲増えたな」ってよく言ってます。

もりこ ライヴで演ってると、お客さんが「あ、こんな曲があるんだ」って顔をするんですよね。

サキ 「へー!?」みたいな。

もりこ “What a Wonderful World”は、特にそうですね。最初は「ふーん」って感じで聴いてるんだけど、そのうち、こういうふうに(体を揺らす仕草)なってきて。

リーダー ライヴ自体、変わってきてると思うんですよ。いま、スタジオの回数も増やしてるんですけど……。

サキ あ、言っちゃった。内緒にしておきたかった(笑)。

リーダー (笑)演奏してるのも楽しいし、それを録音するのも楽しいんですよね。「全員を楽しませるには、どうしたらええんやろう?」ってずっと考えてきて、少しずつ「これなんかな?」っていうのが見えてきて。〈vol.1〉と〈vol.2〉でもかなり違ってきてると思いますね。白盤(vol.1)のときは、「ウチらのことを伝えたい」っていう気合いやったり、〈ワープド〉に行く前の不安みたいなものが出てたと思うんですよね。でも、黒盤(vol.2)はもっとリラックスした状態で音楽を楽しめてるような気がしますね。

▼オレスカバンドの作品

オレスカバンド 〈What a Wonderful Tour 2009〉

日時/会場:
4月18日(土) Open 16:15/Start 17:00 兵庫・神戸VARIT
4月19日(日) Open 16:15/Start 17:00 京都磔磔
4月25日(土) Open 17:00/Start 18:00 愛知・池下CLUB UPSET
5月2日(土) Open 16:00/Start 17:00 大阪・アメ村BIGCAT
5月3日(日) Open 17:00/Start 18:00 東京・渋谷Club Quattro
問合せ: 神戸・京都・大阪公演→GREENS(06-6882-1224)、名古屋公演→CLUB UPSET(052-763-5439)、東京公演→クリエイティブマン(03-3462-6969)

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