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NEWBLOODS

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2009年04月02日 12:00

更新: 2009年04月02日 13:26

ソース: 『bounce』 307号(2009/2/25)

文/櫻井 誠、出嶌 孝次

新しい血がドクドクな興奮盤を紹介!!

KANYE WEST
『808s & Heartbreak』
 Roc-A-Fella/Def Jam(2008)
言わずと知れた超有名プロデューサーであり、人気ラッパーでもありますが、前作ではダフト・パンクの曲をサンプリングしてみたり、キッド・シスター(アルバムは延期……残念)の“Pro Nails”に参加してみたり、N.A.S.A.のアルバムにサントゴールドといっしょに参加してみたり……いろんなところでけっこうオモロいことやってるんですね~。
(櫻井)

AARON LACRATE feat. AMANDA BLANK
『Blow EP』
 Milkcrate(2006)
M.I.A.との共作“Take It Easy”やスパンク・ロックとのコラボを皮切りに、ユクセクやN.A.S.A.作品のアルバムに参加するなど、確実にこの界隈からの人気を集めているフィリーの女の子ラッパー、アマンダちゃんのEP。まだまとまった作品集はないものの、トリプル・エクスチェンジとの作品も早くリリースしてくれないかな~と思わせるネクストM.I.A.な存在です。
(櫻井)

THE COOL KIDS
『The Bake Sale』
 Chocolate Industries(2008)
呼称はさておき、ヒップスターと括られてる連中に共通してるのは定型に縛られないスタイルを追求していること。B.o.B.やキッド・カディ(全英1位とは!)の破格ぶりには舌を巻きますが、そういう意味だとクール・キッズは比較的ヒップホップの伝統性に忠実かも。そんな絶妙のバランス感覚が紡ぐビート世界はマントロニクスみたいにソリッドです。アルバムはいつ?
(出嶌)

CSS
『Donkey』
 Sub Pop(2008)
四角四面なロック文脈に閉じこめておくのはもったいないアルバム。最初に〈バイリ・ファンキ×ニューレイヴ〉などと紹介されたこともあって、キラキラした世界にありながらもどことなくマージナルな薫りを漂わせているのが彼らの魅力でしょう。N.A.S.A.のアルバムではラヴフォックスがアマンダ・ブランク&シズラとダンスホール曲で絡んでいます。こっち路線もアリじゃない?
(出嶌)


BANGERS & CASH
『Bangers & Cash』
 Downtown(2007)
〈でっかいケツがあればいいじゃない〉と言ったかどうかは知らないけれど、スパンク・ロックとベニー・ブランコの売れっ子コンビが2ライヴ・クルー讃歌を披露しまくったEP。もちろんサンプル・ソースはすべて2ライヴ・クルー~ルークでガッチリ固めて、ジャケまでしっかりサンプリング。サントゴールドとアマンダ・ブランクも参加しています。
(櫻井)

SANTOGOLD
『Santogold』
 Downtown(2008)
N.A.S.A.のアルバム参加に先駆けて、ビギーの伝記映画「Notorious」のサントラに収められた“Brooklyn Go Hard”で改めて話題のブルックリン娘。その元ネタとなった“Shove It”も本作に収録されています。何かと比較されるM.I.A.よりもストレートなメロを書いて歌えるところが彼女の強みで、結果的にスウィッチやディプロ、フレック・ナスティにとっても新境地と言える逸品です。
(出嶌)

VARIOUS ARTISTS
『Ed Rec 3』
 Ed Banger/Because(2008)
ジャスティスやセバスティアンらのアーティストが所属するフランスのレーベル、エド・バンガーの最新ショウケース・コンピ。ギャインギャインのノイジーなギター・フレーズのエレクトロ・ハウスばかりでなく、アフィのようなカワイコちゃんラッパーや、DJメディにMrオワゾのようなヒップホップ寄りのアーティストがいることもお忘れなくですよ。
(櫻井)

ROOTS MANUVA
『Slime & Reason』
 Big Dada(2008)
ニンジャ・チューン傘下に設立されたビッグ・ダダの大ボスによる最新作。マシーンズ・ドント・ケアのトドラ・Tやメトロノミーもプロデュースに参加しているので、ヒップホップ・ファン以外の人もどうぞ。この後のビッグ・ダダ作品では、エレクトロ・ラップ男女2人組のサンダーハイストや、グライム系のイクスラビット&DMG$のアルバムにも注目ですよ~。
(櫻井)

SEBASTIAN
『Remixes』
 Ed Banger(2008)
ずっと待たれている自身のオリジナル・アルバムよりも先にリミックス・ワークスを出しちゃったという変わり者ですが、それだけ他アーティストからの人気が高いという証拠かもしれません。キルズやブロック・パーティー、クラクソンズなどロック系アーティストとの仕事が多く、立ち位置的にはエド・バンガーの裏番長みたいな感じで動き回っておりますね。
(櫻井)

VARIOUS ARTISTS
『Fabriclive 43:Switch & Sinden Present Get Familiar Mixed By Sinden』
 Fabric(2008)
マシーンズ・ドント・ケアのメンバーであり、他名義でのリリースも多いシンデンのミックスCD。前半は自身がリミックスしたフィジェットを中心にヨー・マジェスティやDJムジャヴァ、ブラカ・ソム・システマなどきっちりお下品にまとめているのでフィジェット相関図としてもオススメ。アルバムも間近との噂!
(櫻井)

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