STOP PLAYIN A WALL 耳で聴いたピープル・トゥリー(2)
般若
『ドクタートーキョー』 昭和レコード(2008)
一時はレーベルメイトでもあった彼をZEEBRAはリレー曲“GOLDEN MIC(REMIX)”のシメに抜擢しているように、MACCHOと並んで実力を認める存在のようだ。長渕剛のトリビュート盤に揃って参加したことも。
(狛犬)
SUITE CHIC
『WHEN POP HITS THE FAN』 avex trax(2003)
安室ちゃんの本プロジェクトにFIRTKRASとして最上級のパーティー・チューン“GOOD LIFE”を提供し、自身もマイクを握ってイル・スキルを披露。この曲で彼女が初披露したシンギング・ラップはZEEBRAの手ほどきによるものだろう(たぶん)。これを機に同年作『STYLE』にもお呼ばれした彼は、いつになく鼻息を荒げたんだとか。
(山西)
SWIZZ BEATZ
『One Man Band Man』 Full Surface/Universal(2007)
ZEEBRAも影響を受けたDMXの猛犬フロウを支えていたのがこのスウィズ……というだけではなく、ZEEBRAの“Let's Get It Started”をプロデュースし、ラップも披露していたという縁もある。今作で本格的なラッパー・デビューを果たしたスウィズにとっても自信を深める前フリになったか。
(狛犬)
Anarchy
『Dream and Drama』 R-RATED(2008)
多くのヘッズやキッズに何かしらの影響を与えざるを得ないほどのマス・アピールに成功したZEEBRA。自伝「痛みの作文」によれば、この京都の勇者もキングギドラらの曲が入ったテープをアーティスト名も何も知らずに聴いて、ラップにノメリ込みはじめたそう。その数年後、獄中のTVでZEEBRAを観た彼は改めてヤル気を掻き立てられたという。
(出嶌)
Sugar Soul
『Sugar Soul』 ワーナー
それまで荒々しくラップしていたZEEBRAが“今すぐ欲しい”(95年)では一転、女子の素直な欲望をスムースに受け入れるマイク捌きでギャルのハートを鷲掴みに! なお、本ベスト盤にはお互いのメジャー入りした後に再合体した“SIVA 1999”も収録。先述曲と同じくDJ HASEBEが手掛けた同曲に続いては、“ZEUS 2000”も発表している。
(山西)