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特集

DISCOGRAPHIC ZEEBRA

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2009年01月15日 12:00

更新: 2009年01月15日 17:43

ソース: 『bounce』 303号(2008/9/25)

文/出嶌 孝次

ZEEBRAを知るための7枚

キングギドラ 『空からの力』
Pヴァイン(1995)
満を持してリリースされたファースト・アルバム。当時は画期的だった日本語での執拗な韻踏みが展開され、リズミックなZEEBRAも重々しいK DUBもいま以上にタイトだ。いま聴いて普通に思えたなら、それは彼らの構築したスタイルがいかに普遍化しているかの証だろう。

ZEEBRA 『THE RHYME ANIMAL』
FUTURE SHOCK/ポリスター(1998)
記念すべきソロでの初作。フロウに軽やかなフットワークを加え、リラックスした喋りのような“真っ昼間”から、ビギーを意識したと思しきドラマティックな“未来への鍵”まで名曲/名演揃い。ビートにジャブを打つような“I'M STILL NO.1”の鋭いフロウはKRS愛のなせる技か。

ZEEBRA 『BASED ON A TRUE STORY』
FUTURE SHOCK/ポリスター(2000)
DMXやジャ・ルールにも通じるガラガラ声で吐き散らす雄々しいフロウに移行し、ギラギラしたバウンス・ビートを乗りこなした大ヒット作。〈一点突破〉などの明解なフレーズを意図的に多用したような作りは、芯を曲げずにマス・アピールを果たす方法論のひとつの極みとなった。

キングギドラ 『最終兵器』
DefSTAR(2002)
個々のソロ展開を経てのリユニオン作。サブジェクト選びなどはK DUBっぽい色合いが強いようにも思えるが、グランドマスター・フラッシュ使いの“トビスギ(Don't Do It)”など、テーマの洒脱な転がし方はZEEBRAならでは。BOY-KENとの“公開処刑”はここに収録。

ZEEBRA 『TOKYO'S FINEST』
FUTURE SHOCK/ポニーキャニオン(2003)
ギドラの反動か、FIRSTKLASによるアーバンなトラックを軸に据え、キャリア史上もっとも煌びやかでキャッチーに仕上げられた一枚。ヒット・シングル“SUPATECH”やFIRE BALLとの“burnitup”におけるヌキの多い歌フロウなど、多彩で変幻自在な語り口がヤバい。

ZEEBRA 『The New Beginning』
UBG/ポニーキャニオン(2006)
いわゆるブーム以降の光景に対して〈新しい始まり〉を宣言した意欲作。力強くシーンを鼓舞する“Street Dreams”は、やはりZEEBRAにしか歌えない名曲だし、T.A.K THE RHHHYMEとの再会も海外勢との合体もギャル・チューンも指す方向は同じ。バランスの取れた内容だ。

ZEEBRA 『World of Music』
UBG/ポニーキャニオン(2007)
メロディアスな作りは前々作に通じるものの、SIMONやBES、May J.、加藤ミリヤら後進とのコラボを積極的に行いつつ、作品全体にポジティヴィティーや周囲への愛情を滲ませた雰囲気が実に温かい。歩みを振り返りながら多くの出会いに感謝を捧げる“Last Song”も感動的だ。

OTHERDISCOGRAPHIC
REMIX ALBUM
(1996)
THE RHYME ANIMAL REMIX E.P. 1(1998)
THE RHYME ANIMAL REMIX E.P. 2(1999)
最新兵器(2003)

COMPILATION
THE FIRST STRUGGLE

インタビュー