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特集

耳で聴いたピープル・トゥリー(2)

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2009年01月08日 13:00

更新: 2009年01月08日 15:30

ソース: 『bounce』 306号(2008/12/25)

文/池田 貴洋、北爪 啓之、山西 絵美

8 CHRISTINA AGUILERA
『Keeps Gettin' Better -A Decade Of Hits』
 RCA(2008)
ブリの最大のライヴァルといったらやっぱり彼女でしょ! 少女時代に〈ミッキーマウス・クラブ〉で切磋琢磨し合った間柄であり、デビュー時の清純路線からセクシー路線へ転向という立身コースもいっしょだけど、最近のプライヴェートにおいては、順風満帆な結婚生活を送っているアギのほうが一歩リードか。
(北爪)

9 JESSICA SIMPSON
『Irresistible』
 Columbia(2001)
彼女は〈ミッキーマウス・クラブ〉落選組。その時点で多少のコンプレックスを抱いていただろうけど、追い打ちを掛けるように本作ではスタッフからブリをマネるよう強いられ、R&B路線に方向転換。他にも香水のプロデュースなど何かと先を越されがちだったけど、結婚と離婚に関してはジェシカのほうが早かったね。
(山西)

10 AEROSMITH
『Devil's Got A New Disguise: The Very Best Of Aerosmith』
 Columbia
小さい頃からエアロのファンだったというブリは、2001年に行われたスーパーボウルのハーフタイム・ショウで念願の顔合わせ(withイン・シンク)。その際、彼女はバンドに敬意を表してエアロTシャツにハサミを入れたリメイク服で登場。スティーヴンはこれを額に入れ、いまも家に飾っているんだって。
(山西)

11 BEYONCE
『I Am... Sasha Fierce』
 Music World/Columbia(2008)
ブリ、ビヨ、ピンクというUSを代表する歌姫が集結してクイーン“We Will Rock You”を激唱したペプシのTVCMは、いまなお強烈なインパクトを残していますが、その撮影を前にビヨがブリの口パクをバッシングして一悶着。で、負けず嫌いのブリは猛特訓したんだとか。でも、実際はビヨだって……ねえ?
(山西)

12 倖田來未
『Black Cherry』
 rhythm zone(2006)
“Butterfly”のプロモ・クリップでは“...Baby One More Time”に負けじとヘソ丸出しで学校の廊下を闊歩し、“人魚姫”では“Toxic”ばりにラインストーンを全身に直貼りしてクネクネ舞ってみたり、貪欲にブリ道を極めている倖田さん。そういえば、チューハイのTVCMで“We Will Rock You”も歌ってましたっけ。
(山西)


13 LEE HYO LEE
『Stylish...』
 Daeyoung AV(2003)
BoAをはじめ、韓国にもブリっ子は多数存在。そんななか、チアリーダー風の衣装でデビューした彼女は、パクリの度合いが過ぎてしまったようで、アレンジもコード進行も“Do Something”と激似な“Get Ya”を発表してブリ側から訴えられたことも。ブリのマドンナ模倣みたいに、もっと無邪気にやらないと!
(山西)

14 MARK RONSON
『Version』
 Allido/Columbia UK(2007)
超がつくほどのセレブDJにして人気プロデューサーである彼。自身のフェイヴァリット曲をリメイクした本作で、コールドプレイやレディオヘッド曲に混じって、小悪魔度No.1のヒット“Toxic”をチョイス。シニカルかつクールにブリの存在を捉えるあたりは、柔軟なセンスが要求されるセレブDJならではだ。
(池田)

15 YAEL NAIM
『Yael Naim』
 Tot Ou Tard(2008)
こちらのスッピン美女も“Toxic”にチャレンジ! あの挑発的な馬乗りナンバーを、ピアノの弾き語りでナチュラルに聴かせるなんて! 清涼感溢れるウィスパー・ヴォイスも効いて、原曲の持つエロ度はかなり抑えめ。あの妖しげなメロディーも北欧のトラッド・ミュージックっぽく響いてくるから不思議です。
(山西)

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