DJ MIX
繋げばいいってもんじゃない!
オフィシャルなモノだけでも膨大なリリースのあったミックスCD。ここでは選曲やそのストーリー性、テーマ設定などがおもしろかったブツを厳選して紹介します!
ARMAND VAN HELDEN 『New York: A Mix Odyssey Part Two』 Southern Fried
ハウスが流行ってるからラップも乗せようぜというズルムケな発想から生まれた80年代末の大発明、ヒップ・ハウス。NYの帝王がクラシックから自作曲までヒップ・ハウス縛りで挑んだ好企画盤だ。
(櫻井)
CRAZE 『Fabriclive. 38』 Fabric
質量共にもっとも勢いのあるミックスCDシリーズに登場したクレイズは、旬なレーベル音源を駆使してヒップホップ、ベース、エレクトロなどを自在にミックス。広義のブレイクスを存分に堪能させてくれた。
(青木)
DJ DOGG 『Rice And Beans Mixed & Served Part 2』 RL66
MIC JACK PRODUCTIONのDJ DOGGがアレパ&ボタニカ・デル・ヒバロ音源をミックス。自身の曲やリミックス、レーベル未発表音源も収録したスペシャルな内容でアングラ・ヘッズも大喜び。
(櫻井)
dj KENTARO 『Pressure Sounds Presents TUFF CUTS』 BEAT
プレッシャーが掘り起こしたマニアも唸らす硬派&ドープな楽曲が、まさかこのようにミックスされるとは! ジャンルの垣根を越え、ダブ/ルーツ・ロック・レゲエの持つ新たな可能性を引き出す繋ぎに驚かされた。
(西尾)
DJ KOMORI 『WHAT'S R&B?』 ビクター
他にも2枚のミックスCDを公式リリースしたR&B DJの雄。これは初の邦楽オンリー盤で、EMI MARIAとCHIE(Foxxi misQ)が歌うKOMORI自身の新曲“FLASH”をはじめ、総体でクォリティーを上げる2008年のシーンを活写した。
(出嶌)
DJ MARK FARINA 『Mushroom Jazz Six』 Om
コンスタントにリリースを重ねる人気シリーズの6作目。渋めのダウンテンポやインスト・ヒップホップをスムースに繋いで気持ち良く聴かせてくれます。来日時のレコード・チェックの賜物か、3組も日本人の曲が入ってます。
(櫻井)
FRANCOIS K 『Masterpiece』 Ministry Of Sound
ハウス・レジェンドとして悠々自適の余生を送るどころか、PC移行、テクノへの尋常ならざる傾倒を見せていた彼は、この最新DJミックスでガチ・クリック~テクノ最前線を全開。生き神の回春ぶりと本気ぶりに脱帽。
(石田)
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