RECYCLE(2)
SENOR COCONUTS 『Around The World』 Rather Interesting
アトム・ハートがまたも世界の名曲をムーディーにラテン・カヴァー。土着色の出し方も興味深いし、けっこう複雑なことをやってるはずなのに、イージーリスニング的に聴かせちゃうのも凄いところなんでしょうね。
(櫻井)
SHELBY LYNNE 『Just A Little Lovin'』 Lost Highway
アラフォー(死語)突入のカントリー娘がロスト・ハイウェイに移籍し、敬愛するダスティ・スプリングフィールドを『Dusty In Memphis』のジャケごとトリビュート。ジャジー・ポップスにも通じる歌唱はデビュー20周年の賜物。
(出嶌)
SEXY-SYNTHESIZER 『FUNKY-BIT』 ポニーキャニオン
別掲のYMCKやヒゲドライバーの台頭を経て、チップな人たちもやっと色眼鏡なく(そうでもない?)認知されるようになった昨今。フランキー・ナックルズやトム・トム・クラブをグルーヴィーにピコった本作も高水準でした。
(出嶌)
ゆらゆら帝国 『REMIX 2005-2008』 ソニー
近年は海外のディスコ・ダブ~サイケデリック・ダンス界隈からも注目を集める彼らのリミックス集。名曲“空洞です”“ソフトに死んでいる”ほか、パトリック・アダムスを愛聴するという坂本慎太郎のよじれたダンス感覚がたっぷりと。
(リョウ)
『In Order To Dance』 R&S
テクノ・レーベルの復活が相次ぐなかでもカタログの豊富さで群を抜くR&Sは、レジェンドの遺産をゴロゴロ発掘……するだけじゃなく、このコンピではオーディオンらシーン最先端の連中にリミックスさせる志の高さで、老舗の意地を見せつけた。
(石田)
『にほんのうた 第二集』 commmons
異色のメンツによる童謡/唱歌カヴァー集の第2弾。太田裕美に高橋幸宏、遠藤賢司と、第1弾に引けを取らない豪華さで、懐かしくも新しい子供たちの歌を明るい未来へ向けて放った。すでに第3弾への期待を膨らませているファンも多いはず。
(桑原)
『Punk Goes Crunk』 Fearless
ニュー・ファウンド・グローリーやオール・タイム・ロウらが、2パック、アウトキャストなどのカヴァーを披露したコンピレーション。パンク/エモがアーバン・ミュージックに歩み寄っていくなかで、出るべくして出た一枚と言えよう。
(粟野)
『Yowavinalaaaafincha? -A Tribute To Snuff-』 INYA FACE
COKEHEAD HIPSTERSにKen Yokoyama、BEAT CRUSADERS……こんな面々が並ぶこと自体がその影響力を物語るSNUFFのトリビュート盤。ストレートなアレンジが多いのもやはり彼らに対する敬意の表れ?
(加藤)
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