BEST ALBUM
これぞベスト・オブ・ベスト!?
特にJ-Pop界ではセールス上位の作品がベスト盤ばかり!という状況もありますが……ここでは新たな展開を予感/期待させる、現在進行形の節目になったものを選びました。
安室奈美恵 『BEST FICTION』 avex trax
これが売れるのは正しいと思える、2008年屈指のヒット作! 約10年ぶりのNo.1シングル『60s70s80s』をはじめ、女王が即位に至るまでのヒットを完全網羅。4つ打ちモードにすぐ乗った新曲“Give Me More”も粋で、もう次に期待ですよ!!
(出嶌)
THE CHEMICAL BROTHERS 『Brotherhood』 Virgin
ジャンキーXLの快作もあった2008年……新年にはノーマン・クック(BPA)やプロディジーの新作も控えていて、ビッグ・ビートな気分がふたたび盛り上がる予感。ケミカルは一足お先にベスト盤をリリースして次作に備える気?
(櫻井)
CHRISTINA AGUIRELA 『Keep Gettin' Better -A Decade Of Hits』 RCA
“Beautiful”などの録り直し版や、激アゲな新曲“Keeps Gettin' Better”を盛り込み、出産&デビュー10周年をみずから祝った彼女。タイトルどおりどんどん勢いを増していく姿に、圧倒されぱなしです!
(山西)
CRAIG DAVID 『Greatest Hits』 Warner UK
ヒップホップやR&Bシーンでは、トランシーな作りやハウス調のトラックが流行しているが、彼がいち早くクロスオーヴァーなサウンドに着手していたことはこのベストを聴けばよくわかる。改めて評価しておきたいアーティストだ。
(青木)
忌野清志郎 『入門編』 ユニバーサル
武道館で最高の復活ライヴを成功させた清志郎の入門的ベスト盤。現在はふたたび闘病中の彼だが、先日ブッカー・T&ザ・MG'sの来日公演に飛び入りするなど順調に回復中。2009年にはまた彼の歌が聴けるはず! これを聴いて待つべし。
(鬼頭)
SUPER BUTTER DOG 『SUPER BETTER BETTER DOG』 EMI Music Japan
秋のライヴをもって解散したバタ犬の2枚組ベター盤。ユーモアと哀愁とグッド・ヴァイブが結実した〈日常のファンク〉の軌跡を一気に辿れて大興奮!と同時に、なおさら解散が惜しまれる……。
(鬼頭)
ZEEBRA 『The Anthology』 UBG/ポニーキャニオン
活動20周年を記念した武道館ライヴを成功させた彼の、キングギドラ時代や客演曲を含めたキャリアの集大成盤。20年の歴史のなかで展開してきた活動は、彼が登場して以降の日本におけるヒップホップ・シーンの歴史とリンクする。
(稲村)
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