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カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年12月25日 10:00

更新: 2008年12月25日 17:50

ソース: 『bounce』 306号(2008/12/25)

文/bounce編集部

アフロ・フォークの時代が到来!

伝統音楽にさまざまな音楽要素を混ぜ合わせ、進化を続けるワールド・ミュージック。ヨーロッパ勢はその手法の自由度をさらに増していき、南米からは音響へのこだわりを見せる作品が多く登場した。その一方でアフロビートの作品群が原点回帰する傾向にあったのも印象的だ。また最大のトピックといえば、アシャをはじめとしたアフロ・フォーク系シンガー・ソングライターの躍進。〈ワールド〉という枠を超え、2009年以降も目玉になりそう。
(渡辺)

SEU JORGE 『America Brasil O Disco』 Javali Valente/EMI Brasil 
全編弾き語りのデヴィッド・ボウイのカヴァー集から一変、原点回帰したファンキーで躍動的なサンバ作で健在ぶりをアピール。しかしそれ一辺倒ではなく柔らかく歌い上げるボサノヴァ曲を織り交ぜるなど深みを増した楽曲群で圧倒的な存在感を知らしめた。
(渡辺)

KILA 『Gambler's Ballet』 Lila 
ケルトの伝統音楽とカリブ、アフロ、ジプシー、プログレなどをミックスする型破りっぷりが人気のアイリッシュ・バンド。本作は先行の輸入盤到着からじわじわと話題を呼び、本年度までロング・ヒット。〈スムースでメロウな人力トランス〉ともいうべき前人未到の世界を見せてくれた。
(ジョビン)

SERGIO MENDES 『Encanto』 Concord 
ボサノヴァ50周年を迎えた2008年、大ヴェテランはますます精力的! ヒットを記録したウィル・アイ・アムとのコラボをふたたび実現させ、ファーギーからハーブ・アルパートまで古今東西の多彩なゲストが参加。前回よりも丸みを帯びた最良のコンテンポラリー作品に仕上がった。
(渡辺)

ASA 『Asa』 Naive 
2008年はアフロ・ルーツ(やその周辺)の黒人女性シンガーが大活躍。ヤエル・ナイム、ソハ、アヨ……そのなかでもソウルやフォークにレゲエやジャズを採り入れ、繊細な掠れ声で聴かせる彼女の歌に心を揺さぶられた人は数知れず。来日公演を終えた頃にはアフロ・フォークという1シーンを確立した。
(渡辺)

WATCHA CLAN 『Diaspora Hi-Fi』 Piranha 
コチャニ・オーケスターの新作やバルカン・ビート・ボックスの来日など、話題に事欠かなかったジプシー音楽シーン。なかでも中東音楽とブレイクビーツを大胆に混ぜ合わせた、このマルセイユの気鋭ユニットが群を抜いて注目を浴びた。この界隈の進化は止まらない!
(渡辺)

KINGDOM☆AFROCKS 『LIVE IN AFRO CITY』 Pヴァイン 
アフロビート熱が欧米で再燃する昨今、さまざまなシーンで活躍する猛者どもが結集した、東京発(初)のアフロビート・バンド。息をも尽かせぬスピードと圧倒的なグルーヴによるオシャレで踊りまくれるサウンドは、海を越えてUKのフロアをもロックした。
(ジョビン)

ORCHESTRE NATIONAL DE BARBES 『Alik』 Wagram 
アラブ(≒マグレブ)伝統音楽とロックやカリビアンなどをパンキッシュにミックスさせた強烈なサウンドで、90年代に活躍した楽団が9年ぶりに復活。〈悪魔を憐れむ歌〉のカヴァーなどで、バルセロナだけでなくパリも燃えている!ってことを痛感させられた。
(ジョビン)

GRUPO FANTASMA 『Sonidos Gold』 Aire Sol 
古典遺産のリイシュー猛攻が一段落付いたところで、テキサスのラテン軍団が投下した意欲作。ファニアの総大将たるラリー・ハーロウも招き、ホーンもバリバリ轟かせた刺激的なサイケ・ファンクを聴かせた。フリースタイルからの12インチも話題になりました。
(出嶌)

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