HYBRID ROCK(2)
HADOUKEN! 『Music For An Accelerated Culture』 East West UK
2年連続で〈サマソニ〉参戦を果たした次世代ニューレイヴの代表格によるデビュー作。他のダンス・ロック勢がエレクトロ路線に突き進むなか、パンクやメタルからの影響が色濃いハチャメチャなサウンドを鳴らした度胸に各界から拍手が沸いた!
(白神)
POP LEVI 『Never Never Love』 Counter
ミーカの座を脅かす2008年の王子様といえば、サム・スパロウとこのポップ・リーヴァイさん。持ち前のグラマラスなサイケ・ポップに、ソウル~ディスコのエッセンスを注入した独自のミラーボール・ロック・サウンドで、女子のハートを鷲掴みにした。
(白神)
MONKEY 『Journey To The West』 XL
デーモン・アルバーンがゴリラズに続いて始動させたサイド・プロジェクト。もともとオペラ版〈西遊記〉用に書き下ろされた作品だが、折しも2008年はオリンピック・イヤー。中国の音階や伝統楽器をふんだんに取り込んだ一枚ゆえ、UK本国ではモノ凄く重宝されたのだとか。
(白神)
GANG GANG DANCE 『Sainty Dymphna』 Gang Gang Dance
TVオン・ザ・レディオやヴァンパイア・ウィークエンド人気でふたたび活況を見せるNYシーン。その決定打となったのが、この一枚であることに異論はないだろう。サイケデリックな反復ビートがもたらすトライバル・ダンス・ロックが美しいのなんのって!
(白神)
THE SCRIPT 『The Script』 Phonogenic/RCA
ワンリパブリックに続く存在として突如シーンに表れた彼らは、このデビュー作でUKチャート1位を獲得。美しいメロディーと繊細なギター・サウンド、そしてR&Bからの影響が色濃い横揺れビートが各方面から喝采を浴び、N.E.R.D.の前座にも抜擢された。
(白神)
THE KILLERS 『Day And Age』 Island
前作での激渋&男臭いロックから一転、デビュー時にリミックスを手掛けて相性の良さを見せつけたスチュワート・プライスをプロデューサーに迎え、超ポップでニューウェイヴィーな音へと回帰した彼ら。享楽的な派手ロックがもてはやされるこの時代、そっちに戻って大正解でした。
(白神)
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