こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年12月25日 10:00

更新: 2008年12月25日 17:50

ソース: 『bounce』 306号(2008/12/25)

文/bounce編集部

ズバ抜けたフロリダの勢い

〈T・ウェイン〉イヤーだった2008年のヒップホップ界。客演だけでなく各々のリード作も最高だった彼ら、リル・ウェインとT・ペインを筆頭に、スヌープ・ドッグやゲーム、ヤング・ジーズィやT.I.、ナズにG・ユニット…と、各地区の役者がキッチリと高水準な作品をリリースした順当な年だったと言える。なかでもやはりフロリダ勢の猛威は凄まじく、ラッパー勢はもちろん、ジム・ジョンシンら同地を拠点とするプロデューサーたちの活躍も目覚ましかった。
(升本)

LIL MAMA 『VYP: Voice Of The Young People』 Jive 
ここ数年、女性ラッパーには厳しい状況が続いていただけに、〈ラップして踊って歌える〉ニュー・ヒロインの活躍は未来への明るい材料となった。“Lip Gross”を含む2曲の全米TOP10ヒットのほか、〈十代の母〉を題材にしたシリアスな曲も収録。
(高橋)

RICK ROSS 『Trilla』 Slip-N-Slide/Def Jam 
マイアミのボスを全米のボスへと押し上げた、マフィオーソ/コカイン・ラップ史に燦然と輝く大傑作。現行メインストリームをリードするのはウェインとT.I.とジーズィの三羽烏? いや、この男も加えた四天王ということにしておこう。
(高橋)

TRINA 『Still Da Baddest』 Slip-N-Slide 
マイアミ~フロリダ・シーンに注目が集まる以前から安定した人気を誇っていたトリーナ姐。かつての恋人リル・ウェインに別れを告げてシングル・ライフを謳歌したヒット・チューン“Single Again”をはじめ、より逞しさと色香を増した姿には性別問わず屹立者が続出した!
(升本)

DAN LE SAC VS SCROOBIUS PIP 『Angles』 Sundays Best 
過激な言動ばかりが強調された感もあるけれど、このデュオが卓越したビート感覚を持ち合わせていることは“Fixed”ひとつとってもあきらか。2009年早々にはデ・ラ・ソウルとの共演が控えているし、本領発揮はむしろこれから、という気も。
(高橋)

KIDZ IN THE HALL 『The In Croud』 Duck Down 
ヒップスター・ラップ台頭の立役者であるシカゴのデュオが、ダック・ダウンに移籍して放った2作目。オーセンティックな東海岸スタイルを身上としながらも、バン・Bやトラヴィス・マッコイらをゲストに招いているあたりがヒップスター的?
(高橋)

BUN-B 『II Trill』 Rap-A-Lot 4 Life/Asylum 
UGKの相棒ピンプCの訃報からおよそ半年後にリリースしたトリル3部作の第2章は、感傷に浸ることなく己の業に従ったハードボイルドなブツに。故人と共に築き上げたステイタスを遺志の如く受け継ぎ、デュオの全米規模での成功に倣って幅広い層に照準を合わせた一枚だった。
(升本)

KEAK DA SNEAK 『Deified』 Allndadoe/Koch 
コンスタントに良作の続いた2008年のベイエリア代表作。複数のレーベルを股に掛けたリリースも途切れぬキークが東や南からもゲストを招き、各地の大物たちにもヒケを取らない(←あたりまえ)凄味のあるフロウで地元の意地を聴かせたスーパー・ハイフィー盤!
(升本)

THREE 6 MAFIA 『Last 2 Walk』 Hypnotize Minds/Columbia 
ハリウッド進出やメンバー離脱→DJポールとジューシーJの二人体制化という事件を経ながらもスタイルに大きな変化はなく、持ち味のダークなメンフィス・クランクを披露。結果的にピンプCの追悼曲となったUGKとの“On Sum Chrome”には泣いた。
(升本)

記事ナビ

インタビュー