こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

特集

*1 PRIMEVIL(プライムイーヴル)

英国が誇るハード~ミニマル・テクノの名門、プライメイト・レコーディングスのサブ・レーベル。ゴリラの顔をあしらったレーベル面で、テクノ・ファンにはお馴染み。作品を発表した主なアーティストは、ポール・マック、ベン・シムズ、クリスチャン・ヴォーゲル、UKゴールド、モニカ・クルーゼなど。NEWDEALことHitoshi Ohishiは、2000年の“New Deal EP”と、2003年の“Round Sell EP”の2枚のアナログ・シングルを同レーベルよりリリースしている。*澤田

*2 難波章浩(ULTRA BRAiN、ex. Hi-STANDARD)

2000年に活動を凍結した伝説のパンク・バンド、Hi-STANDARDを脱退後、ソロ・プロジェクト=TYU:NKを始動。連綿と続く4つ打ちがトランシーな興奮と陶酔感をもたらすダンス・ミュージックを披露し、劇的な転身でシーンを驚かせた。4人の新メンバーを迎えた2005年、ソロからバンド形式のULTRA BRAiNへと発展。翌年にはパンク、ハードコア、テクノ、アンビエントなどを豪快かつ繊細に掛け合わせた(そして、現在のエレクトロにも直結する)ファースト・アルバム『NEO PUNK』を発表し、現在に至る。直近の難波個人の参加作品は、今年9月にリリースされたチベット支援チャリティー・コンピ『Songs For Tibet – The Art Of Peace』の日本盤。ハイスタ“My Heart Feels So Free”をカヴァーしている。*土田

*3 環ROY

ダースレイダー主宰のレーベル、Da.Me.Records所属のMC。その圧倒的なスキルを備えたフリースタイル・ラップで脚光を浴び、2006年にアルバム『少年モンスター』でソロ・デビュー。その後、鎮座DOPENESS、fragment、Eccyという、いずれ劣らぬ日本語ラップ界のクセモノたちと次々とタッグを組み、コラボ作品群を発表した。曽我部恵一が主宰するROSE RECORDSのコンピレーションにも参加するなど、ヒップホップの既成概念に揺さぶりをかけるフリーフォームな活動を展開している。*澤田

*4 Shigeo(SBK、the samos)

ロックとダンス・ミュージックの融合というテーゼに早くから挑んできたミクスチャー・バンド、SBKのヴォーカル/ギターを担当。同バンドは坂本龍一の“energy flow”のリメイク“elegy train”で休止状態から4年ぶりに復活し、11月26日にはニュー・アルバム『RETURNS』の発表を控えている。そのほかの活動としては、実弟のRaymondとのユニット=moldにおいてクリック~エレクトロニカ・サウンドへ、兄弟にNEWDEALことHitoshi OhishiやM.I.T.を交えたエレクトロ・バンド=the samosにおいてニューレイヴへと接近したサウンドを展開。双方共に、国産エレクトロ・シーンのなかで確かな存在感を放っている。*土田

*5 DEXPISTOLS

90年代からハウス・シーンで活躍していたDJ MAARと、アパレル・ブランド〈ROC STAR〉のメイン・デザイナーも務めるDJ DARUMAとのDJユニット。東京のエレクトロ・シーンの中軸を担う存在と目されており、若い世代からの絶大な支持を獲得している。今年2月にリリースしたミックスCD『LESSON4』は1万枚を超えるセールスを記録した。12月24日にはメジャー・デビュー作『ROC TRAX presents LESSON.05“SATURDAYS”』をリリース予定。*澤田

*6 MY BLOODY VALENTINE(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)

鬼才、ケヴィン・シールズ率いるUKのロック・バンド。80年代後半、ノイジーな轟音ギターと甘美なハーモニーが溶け合う独自の音世界を確立してシューゲイザーの先駆者的存在となり、ライドやラッシュら多くのフォロワーを生む。91年には、サンプラーなどを駆使した先鋭的なサウンドと、偏執的なミックス作業によって構築されたアルバム『Loveless』を発表。同作はロック史に名を残す金字塔的な作品となったが、バンドはその後に活動を休止する。しかし、2007年末に突如の復活を宣言し、2008年6月にはロンドンで16年ぶりのライヴを敢行。7月には〈FUJI ROCK FESTIVAL'08〉で待望の来日も果たした。*北野

*7 KOMPAKT & GUI BORATTO(コンパクトとガイ・ボラット)

コンパクトは、ドイツの音楽都市・ケルンを拠点とする老舗テクノ・レーベル。主な所属アーティストとしては、スーパーピッチャー、ジャスタス・コンケ、DJコーツェ、トーマス・フェルマンなどが挙げられる。ガイ・ボラットはブラジル・サンパウロ出身のトラックメイカーで、2007年にコンパクトよりファースト・アルバム『Chromophobia』を発表。本作で、シューゲイザーを想起させる甘美かつノイジーなテック・ハウスを展開し、ワールドワイドな評価をものにした。また同年には2枚組のミックスCD『Addicted Vol.2』もリリースしている。*澤田

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2008年12月25日 18:00

更新: 2008年12月25日 19:13

文/北野 創、澤田大輔、土田真弓

記事ナビ

インタビュー