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特集

Talking Heads

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2008年12月11日 11:00

更新: 2008年12月11日 17:35

ソース: 『bounce』 305号(2008/11/25)

文/村尾 泰郎


  デヴィッド・ボウイ主演の映画をモジるなら、〈地球に落ちて来たバンド〉。トーキング・ヘッズには、デビュー当時からそんなエイリアンめいたところがあった。ただし、ボウイがシアトリカルにさまざまなキャラクターを演じることでロックの虚構性を批評していたのに比べ、トーキング・ヘッズはロック的な意匠を拒否したことでロック・シーンからバンドを際立たせ、孤立させた。でも方法論は違えど、両者共にロックを〈精神〉ではなく〈形式〉で捉えていた点は共通している。スタイルやディテールを通じて、その背後にある本質に触れる──そういった意味で、お互いのロックに対するアプローチの仕方はアートに近い。でもそれは、額縁に入れて腕組みしながら解釈を垂れる類いのアートではなく、みずからが作品となり変化し続けていくスリリングな冒険である。

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