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特集

ジャパニーズ・ロック・シーンはいまどうなってる?(2)

カテゴリ : フィーチャー

掲載: 2008年10月30日 11:00

更新: 2008年10月30日 16:48

ソース: 『bounce』 304号(2008/10/25)

文/加藤 直子

世界的なブームに呼応したダンス・ロック

 まずはここ数年の世界規模なムーヴメントに影響を受け、日本でも大きな流れになっているダンス・ロック勢にズームイン!

「いまはダントツでthe telephonesが人気ですね。彼らの勢いは他のバンドも引っ張っている感じがします。あとはavengers in sci-fiも目立っているかなと。去年あたりはriddim saunterや解散してしまったalaのような洗練された雰囲気のグルーヴ・ロックが踊れるロックとして盛り上がってましたけど、今年はthe telephonesをはじめとした、もっとガツガツしているアッパーなバンドがキテる感じがします」(御前晃子/渋谷店バイヤー)。

遡ればこのようなダンス・ミュージックとロックの融合自体はもちろんいまに始まったものではないのですが、ここ数年欧米で一斉を風靡したダンス・ロック/ニューレイヴの波が押し寄せてきたあたりからは格段に増えていきました。それは新世代に限らず、ART-SCHOOLが最新作でニューレイヴ・テイストを入れ込んでいる(こちらをチェック!)ことなどからも顕著なように、日本のロック・シーン全体の大きな傾向なんですね。また、このような盛り上がりに引っ張られる形で、ダンス・ロックではないけれど同様のムードを持つthe chef cooks meのようなパーティー感溢れるサウンドのバンドも注目されるようになっています。

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