CRYSTAL CASTLES
『Crystal Castles』 Last Gang(2008)
誰が呼んだか、〈蛇がファックしているような音楽〉らしいですが……そういうアレも含めてミステリアスなイメージ作りが功を奏したとはいえ、ここにあるメタル・マシーン・ミュージックのビコビコな格好良さはウソじゃありません。「パックマン」がドットを喰いまくるような電子音の洪水に暴力的なカットアップ、アリスのノイジーなヴォーカルが絡めばエレクト必至!!
VARIOUS ARTISTS
『Juice! Vol.1』 Primeur(2008)
キツネよりもエド・バンガー寄り、つまりはロッキンよりもブレイキンなモードのエレクトロを満載したジューシーなコンピであります。A・トラックとTTCによる“Quitte La Piste”やプラスティック・リトル“The Jumpoff”あたりは当然として、広い意味でのヒップホップ好きならシューズやミッドナイト・ジャガーノーツ、キッド・シスターらの話題曲も喰らってみてほしい!
VARIOUS ARTISTS
『Ed Rec Vol.2』 Ed Banger/Because(2007)
エド・バンガーのCDコンピ第1弾。クラクソンズ“Golden Skans To Interzone”のソー・ミー・リミックスなども挿みながら、自社アクトが前年から放ってきたシングルやエクスクルーシヴ曲を満載しています。アフィもセバスチャンもクレイジー・ボールドヘッド結局まだアルバム完成に至っていないのに、変わらず旬のムードを失わないのが凄い!
DJ MEHDI
『Lucky Boy At Night』 Ed Banger/Because/Pヴァイン(2008)
昨年登場したセカンド・アルバム『Lucky Boy』を改訂した〈夜盤〉。どこが夜かって言うと……ダフト・パンクのトーマが“Signature”をリエディットしていたり、クローメオをフィーチャーした“I'm Somebody”をケニー・ドープとスウィッチが各々リミックスしてたり、つまりは下半身を直撃する作りだってことだ! 〈フジ〉の夜も襲うぞ!!
THE PENELOPE[S]
『Choose : Arrogance, Simplicity Or Both』 Pヴァイン(2008)
ヴィタリック主宰のシチズンからリリースした『Arrogance Of Simplicity』で昨年話題を集めたペンロープスのスペシャル企画盤です。アーケイド・ファイアのカヴァーなんかも極めてスマートに聴かせるポップなセンスと、ハッカーやブラック・ストロボらの凶悪なリミックスを同居させた作りはゴチャゴチャだけど楽しい!